【総体】安藤瑞季はどれほどの怪物なのか? 恩師・小嶺監督に訊いた「進路と真価」

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年08月03日

「ほかの選手が遠慮し出してる。ここはわたしが夏休みの間に…」。

数多の名ストライカーを育ててきた小嶺監督。安藤にもきっと“正道”を歩ませるはずだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 メンタル面の成長についてはどうだろう。春先から安藤は、U-18、U-19、U-20と3つの世代別代表の活動に参加。日本高校選抜の一員としての海外遠征にも臨み、忙しくも充実の半年間を送った。
 
「精神面は、まあまあ良くなったね。いろんな代表に行って、お山の大将じゃなくなった。上には上がいるというのを知れて、謙虚になってきた。海外遠征に行ったことで学べたんだと思う。まあ個人のわがままなところというのは、だいたい注意すれば改善される。むしろいまは、ほかの選手が(安藤に対して)遠慮し出してる。ここはわたしが、夏休みの間に修正しなきゃいけないところです」
 
 これまで、髙木琢也、船越優蔵、大久保嘉人、平山相太、渡邉千真ら数多の本格派ストライカーを育ててきた名伯楽。厳しい注文のなかにも、そこかしこに愛情が散りばめられている。それもこれも、安藤の将来をおもんばかってのことだ。
 
 本格化する生粋のストライカー、安藤瑞季。高校生活の残り半年で、どんな成長曲線を描くのだろうか。
 
 名将の庇護のもと、末恐ろしい大器は着実に進化を続けている。
 
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
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