【総体】流経大柏を4強に導く超絶ショット! 決めたのは期待の2年生アタッカー

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年08月02日

9年ぶりの日本一へ、ラッキーボーイとなれるか。

激しい肉弾戦となった長崎総科大附戦。流経大柏の10番、菊地は後半21分の熊澤投入で「ボールが落ち着いて流れが変わった」と称えた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 この日は後半21分からの出場だった。
 
 0-1のまま突破口を見いだせなかった流経大柏だったが、システムを4-4-2から4-2-3-1に変え、熊澤をトップ下に配置。与えられたタスクは「絶対に流れを変えろ、1・5列目でフォワードが競った球を確実に収めて攻撃を厚くしろ」だった。これがものの見事に奏功し、長崎総科大附のディフェンスラインをぐいぐい押し下げていく。司令塔の菊地泰智は「先制されてからまったくいいところがなかったんですけど、熊澤が入ってきてからボールが落ち着くようになった。変えましたね、流れを」と称えた。
 
 1年生で臨んだ昨年大会は準優勝に終わった。熊澤は決勝・市立船橋戦の終了間際にパワープレー要員としてピッチに送り込まれたが、さしたる仕事もできずにタイムアップの笛を聞いた。
 
「なんにもできないまま終わってしまった。悔しかったし、ずっと借りを返したいと思っていた。去年も今年も3年生が主体ですけど、僕や関川(郁万)はもう頼りっぱなしじゃいけない。どんどん前に出て引っ張っていきたいと思います」
 
 9年ぶりの日本一へ、ラッキーボーイとなれるか。準決勝・前橋育英戦でも、熊澤和希のパフォーマンスに注目だ。
 
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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