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【総体】亡き妹と誓った約束の場所へ――日藤のズラタンが見せたゴールパフォーマンスの意味

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2017年07月31日

「妹はいつも日本代表になりたいと話していた」

妹の遺骨が納められているという形見のネックレス。彼女との約束を果たすためにも簡単には負けられない。写真:松尾祐希

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 それからというもの、サッカーに取り組む姿勢が大きく変貌。妹が亡くなるまではどちらかと言えば、やんちゃな一面が顔をのぞかせていたが、この出来事を境に人が変わったようにサッカーへと打ち込んだ。今では佐藤監督も「精神的に逞しくなった」と賛辞を送るまでのプレーヤーに成長を遂げた。
 
 今の目標は日本代表選手になるという妹の想いを叶えるべく、大卒でのプロ入りを見据えている。そして、憧れの選手はズラタン・イブラヒモビッチ。パワーを生かしたプレーとゴールへの執着心が真骨頂の男にとって、世界屈指の点取り屋は最高のお手本だ。彼のような選手へと登り詰め、日の丸を背負うためにも、このインターハイは様々な経験を積むチャンスであり、自身をアピールする絶好機だ。
 
「今も形見としてネックレスを付けているのですが、妹はいつも日本代表になりたいと話していた。だから、2人で日本代表になろうと誓っていた。でも、死んでしまって、妹は夢を叶えられなかった。その分も自分がやらないといけないし、夢を叶えないといけない」
 
 妹と交わした約束のためにも、この夏は負けられない。
 
取材・文:松尾祐希(フリーライター)
 
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