【総体】最初で最後のインターハイで、中村駿太はなにを掴もうとしているのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年07月31日

「意外と緑が似合ってるんじゃないかと思ってます」。

図抜けていたのが推進力。ボールを預ければ確実に局面を前へと進める。頼りになるターゲットマンだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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――チームに加わって4か月強です。どうでしょう。クラブユースとは異なり、ひとつのチームが紆余曲折を経て成長していく過程を見るというのは、なかなかなかったのでは?
 

「少しずつチームが、右肩上がりに成長していくのを肌で感じてます。黒田監督が導いてくれるのがやはり大きいし、小山内キャプテンの存在もそう。言いにくいこと、きついことを言ってチームを引き締めてて、チームとしてもみんなで良くしようと一人ひとりがつねに考えている。だから、逸れそうになってもみんなで持ち直せるんですよね」
 
――青森山田のサッカーにも慣れましたか。
 
「やっとですね。ここ1か月くらいですか。自分の動きを周りが理解してくれて、合うようになってきた。友太(郷家)は以前から代表でも一緒にプレーしていたんでやりやすいんですが、同じく中盤で素晴らしい技術を持っている脩大(堀)からもいいパスが引き出せるようになってきました。正直、最初はなかなか合わなくて苦しい頃もあったんですけど、いいコミュニケーションを取ってきて、なんとかここまで来れましたね。もう4か月かって言われるけど、僕にしてみたら、まだ4か月かって感じです(笑)」
 
――今後の個人的な課題はどういったところに?
 

「フォワード1本だと、プロではなかなか厳しいと思うんです。身長は高くないですから。少し下がった位置とか複数のポジションでもやれればなお良いですし、どんどん幅を広げていきたい。いろんな攻撃的なポジションで、僕の特徴であるゴールを決めるというところ、その意識の高さを示していきたいですね。そうすればもっと使いやすくて、いい選手になれると思うので」
 
――緑色のキットもすっかり見慣れましたね。
 
「試合数はそうとうこなしてますからね。意外と緑が似合ってるんじゃないかと思ってます。とりあえず、誰にも似合わないとは言われてないので(笑)」
 
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWen編集部)
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