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弟は注目株の日本代表MF。ベトナムでのリベンジを期す井手口正昭に訊いたアジアの現実と家族のこと

カテゴリ:Jリーグ

佐々木裕介

2017年07月23日

ベトナムリーグは「助っ人への要求がすごく高い」

横浜FC香港では1年間プレー。海外でのプレーを続けていきたいと思うきっかけになったという。写真:佐々木裕介

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―――ではご自身について聞かせてください。大学卒業後に横浜FCでプロデビュー。その後、姉妹チームの横浜FC香港でもプレーされています。
 
「私がプロ3年目、横浜FCが香港で活動をスタートするタイミングで声を掛けていただき、半シーズン+半シーズンの延べ1年間、香港でお世話になりました。初めての海外生活、当初は不安だらけでしたが、場所柄多くの日本人の方々に助けていただいて、海外でやっていく自信が付き、以後海外でのプレーを続けたいと思うようになったきっかけの場所が香港です。日本より物価が高かったり、普段の生活の中で多種多様な人種と接したりと、思考の幅が広がった時期です」
 
―――その後一度、横浜FCへ戻った後にベトナムのクラブへ完全移籍されました。1年半プレーされた“ベトナムリーグ”は如何でしたか?
 
「外国人枠がふたつしかないので、助っ人への要求がすごく高いと感じました。なので、どこのチームも攻撃的ポジションに“デカくて速い”アフリカ人選手を置いて、ディフェンスラインからFWへフィードするオールドスタイルのチームが多いリーグです」
 
―――この夏、所属チームから契約解除された要因を、どのように分析されていますか?
 
「開幕からスタメンで出ていた中での3連敗、私は守備面で期待されていた助っ人ですからね、チームの結果が出せなければ一番に切られますよね」
 
―――その在籍されていたホアンアイン・ザライFC(以下、HAGL)について聞かせてください。
 
「ベトナム中部ザライ省の省都・プレイクという街にあり、トップチームの平均年齢が21~22歳と“若手育成”に重きを置く、アカデミーに力を入れたクラブです。彼らは幼少期からフランス人指導者に技術やボール保持を継続的に指導されているので、ベトナムでは珍しいポゼッションサッカーに慣れているんです。私個人としてはすごくプレーしやすく、馴染みやすかったとも思います」
 
―――チームメイトとのコミュニケーションはベトナム語ですか?
 
「片言のベトナム語と片言の英語です。彼らは幼少期から毎日、練習や食事が終わった後に英語の授業を受けているので、日常会話程度なら皆話せるんです」
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