【C大阪】器用なFWから真のストライカーへ。杉本健勇が覚醒したワケ

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2017年07月23日

少なくないチャンスを確実にゴールにつなげられれば…。

浦和戦のゴール後には喜びを雄叫びで表現した。(C)SOCCER DIGEST

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 その言葉通り、浦和戦ではゴールシーン以外にも多くのチャンスを迎えた。
 
 9分には山村和也のスルーパスに抜け出して冷静にシュートを放つもポストに当ててしまい、34分には柿谷からのパスを受けて左サイドでフリーになったが、今度はGKに阻まれた。
 
 他の試合でもなぜそれを外すのかというシーンは少なくない。ただ、裏を返せば決定的な場面に顔は出せているということだ。常々、課題として「チャンスを決め切る力を身に付けたい」と語っているが、今後、コンスタントにゴールを稼げれば、初の得点王だって夢ではない。自ずと目標としている日本代表へも近づけるはずだ。
 
 さらにゴールを量産すれば、開幕前から口にしていた「優勝」も現実味を帯びてくる。
 
 器用なFWから、真のストライカーへ急成長を続けるなか、大きな夢へ一歩でも近づけるか。
 
「あんなに早い時間に点を取ったからハットトリックをしたいと思っていました。でも欲が出すぎて周りが見えなくなったのが今日の課題。もっと冷静に判断したかった。パスを出せば、ゴールになっていたシーンもあったので、そこは修正したいです」
 
 浦和戦後には反省も忘れなかった。今の調子を持続できれば、実りあるシーズンを過ごせるのは間違いないだろう。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
【PHOTO】「アウェーでの悔しさ晴らせた」杉本健勇が2発! C大阪が浦和を粉砕
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