浦和戦から見えてきた新生ドルトムント像とは? 香川真司の起用法は?

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2017年07月16日

香川は2~3列のいずれでも可能性あり

まだ始動したばかりのドルトムント。蒸し暑さにも苦しめられた浦和戦だったが、目指すサッカーの一端は見られた。 (C) SOCCER DIGEST

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 興味深い発見があったのは、浦和のCK時。ペナルティーエリア内で守るドルトムントの選手は7人のフィールドプレーヤー+GKで、残りの3人をハーフウェイラインぎりぎりの高い位置に張らせていたのだ。
 
 ただ、CKから2失点したように、このアイデアは完全に裏目に出た。特に2失点目は、浦和のCB遠藤航を完全にフリーにさせる大ポカ。CKの守り方は、今後に注目すべきポイントのひとつとして挙げられる。
 
 先頃、2020年夏までの契約延長にサインした香川真司が、新体制でどう起用されるかも興味をそそられるところだろう。
 
 出場しなかった浦和戦のシステムに当てはめるなら、4-3-3の時はインサイドハーフ、3-4-2-1の時は2シャドーの一角になるのではないか。ただし、同じ攻撃的MFのマリオ・ゲッツェが3列目で試されていた事実を踏まえれば、香川もセントラルMFでテストされる可能性は十分にありそうだ。
 
 来月6日(日本時間)には今シーズン初となる公式戦、王者バイエルンとのドイツ・スーパーカップが控えている。それまでにドルトムントは、ミラン(18日)、ボーフム(23日)、エスパニョール(29日)、アタランタ(8月2日)と手合わせする予定だ。
 
 そのなかでボシュ監督は、チームをどう仕上げていくのか。「攻撃的に、観客が『良いサッカーを観た』と言えるサッカーを目指す」と明言している新監督のチーム作りに、引き続き要注目だ。
 
取材・文:遠藤 孝輔
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