「広島風はまだ食べていない」パトリックの移籍決定までの舞台裏と会見での昂ぶり

カテゴリ:Jリーグ

中野和也

2017年07月01日

「怪我をしたことで学んだこともたくさんある」

会見では終始笑顔だったパトリックも、決意の言葉を述べる際には引き締まった表情に。写真:中野香代(紫熊俱楽部)

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「柏や佐々木翔など、甲府時代から仲がいい選手とまた一緒にやれる。ミキッチ選手は両足で質の高いボールが出せるし、青山敏弘選手は裏に出すボールが素晴らしい。このチームにはオプションがたくさんある。あとは、自分の活躍次第だと思っています。
 
 怪我は大丈夫。コンディション的にはいい。それに、怪我をしたことで学んだこともたくさんある。客観的に自分のプレーを見て、落ち着きというか、判断のところをもっと冷静にプレーすれば、もっといい結果が出せた。そこをプレーで発揮できれば」
 
 2013年、夏の移籍期間に甲府に途中加入すると、7連敗中だった甲府が後半戦は5勝8分4敗と持ち直し、残留に成功したことに希望を見たい。2014年、途中加入したG大阪では15節から出場。それまで4勝3分7敗で降格圏の16位に沈んでいたチームが快進撃をスタート。最終的には3冠を達成していることに望みをかけたい。
 
「広島でも、同じように活躍したい。そのためにも、自分の力を100%、いや200%の力を発揮してチームに貢献したい」
 
 ずっと続けていた笑顔が、一瞬、消えた。自らの思いがこもった「9」という数字が入った「39」のシャツに覆われた分厚い胸の筋肉が、揺れた。決意と情熱で、パトリックは明らかに昂ぶっていた。
 
取材・文:中野和也(紫熊倶楽部)
 
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