【横浜】フルタイム出場を継続中の中澤佑二が語る「自分がピッチに立っている意味」

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年06月26日

「控えめに、身体と相談しながらやっている」

的確な読みで相手の先手を取るのはもちろん、身体を張った守備でもピンチを潰し、チームを鼓舞する。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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長きに渡り、トップレベルで活躍する中澤について、モンバエルツ監督は「F・マリノスというクラブ、我々の若手選手、さらに日本サッカー界にとっても、モデルになる、模範となる選手だと思います。彼の長いキャリアがもっと続くように、我々はサポートしていきたい」とコメント。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 長いプロ生活を経て、当たり前だが、その肉体は若い頃と同じではない。
 
「あちこち痛くて、“練習ができていない”、というのが正確なところですけどね」
 
 チームとして居残り練習が制限されている事情もあるが、以前は通常メニューの後に「ガンガン走ったり、ボールを蹴っていた」が、今はそれが十分にできていない。
 
 それだけに一抹の不安はある。とはいえ、無理をすれば痛みを感じることもある。
 
「だから、控えめに、身体と相談しながらやっている」
 
 それが今は上手くいっているが、安心はしていない。7月には、天皇杯を挟んでリーグの中断期間があり、「もう一度、そこでコンディションを上げなければいけない」。その時期のトレーニングをいかにこなすかを思案中だ。
 
 ピッチの上で最高のパフォーマンスを見せるために、その準備に100パーセントの力を注ぐ。新記録がかかる次節のアウェー大宮戦に向けても、やるべきことに変わりはない。
 
 ギリギリのところで勝負しているのだろう。それでも、どんなに苦しくても、中澤は戦い続けることをやめない。不撓不屈の精神で、次の勝利を目指すだけだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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