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拮抗した"神阪ダービー"で勝敗を分けたポイントは――長沢にあってウエスクレイになかったもの

カテゴリ:Jリーグ

白井邦彦

2017年06月19日

両者とも交代選手がよく機能したが、収め方の質がやや異なった。

途中出場で決勝点を挙げた長沢(右)の活躍が光った。写真:川本学

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 そしてややボールウォッチャーになったCB北本久仁衛の背後に倉田がピンポイントクロスを上げる。そこへ渡部博文との押し合いへし合いに勝った長沢と堂安が飛び込んで来る。長沢はGKの前に、堂安はGKの裏へ。最終的にはGKの前に走り込んだ長沢が頭で合わせてゴールネットを揺らした。
 
 逆に神戸は田中順也と渡邉千真がボールを収められなくなると、ウエスクレイ、大槻周平、中坂勇哉を矢継ぎ早に投入。特にキープ力のあるウエスクレイと中坂を入れることで、前線でボールが収まった。
 
 だが、長沢とは違い、ウエスクレイや中坂は個でボールを納め、そこから攻撃を仕掛けた。それでは、相手DFがリトリートしてしまう。80分頃には中坂が倉田からボールを奪って、そのままドリブルでエリア内までボールを運んでシュートも放っているが、相手DFにコースを限定された中でのシュートとなった。
 
 これではなかなかゴールを奪うのは難しい。もちろん、それが悪いと言っている訳ではないが、長沢の投入で攻撃スピードを速めたG大阪に対して、神戸は攻撃がややスローダウン。前線でボールを収めるという点では両者とも交代選手がよく機能したが、収め方の質がやや異なったと言える。
 
 結果論でいえば、そこに勝点3の分かれ目があったと言えるのではないだろうか。
 
取材・文:白井邦明(フリーライター)
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