【現地発】日本代表の酒井宏樹がピンチ!? マルセイユ指揮官が大物SBの獲得を仄めかす

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2017年06月10日

厳格な指揮官が“サカイ”に求めるものとは。

攻撃的なサッカーを標榜するガルシア監督。その考えに酒井はマッチしているのか。仏誌で指揮官自らが考えを語った。(C) REUTERS/AFLO

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 一方で、今週に発売された『フランスフットボール』誌に登場したガルシア監督は、酒井について意味深長なコメントを残している。
 
 同誌のインタビュー記事において監督は、「両サイドバックも前に飛び出さねばならない」と強調し、次のように続けた。
 
「サカイはそれを自然にこなしているが、ラストパスのところでもっと進歩しなければならないし、フィニッシュもそう。私が彼に『君にもゴールする権利はあるんだぞ』と言ってやらないと、彼はゴールしないだろう。トレーニングでもっとそのための努力をしなくてはならない。チャンスを狙えるときは、敵をドリブルで抜きにかかるプレーも求めていくつもりだ」
 
 またマルセイユの選手として、必要とされる気質について、「ヴェロドローム(本拠地)でプレーするには強烈な個性を持っていなくてはね。我々は、他人の陰に隠れずに自分で責任を引き受ける選手を必要としている。内向的な選手がいてもいいが、プレー中にそれは許されない」と語った。これらは、酒井に対する助言ともとれるし、警告ともとれる。
 
 マルセイユは5月末に生え抜きのDF、ブバカール・カマラとのプロ契約にこぎつけた。すでにメガクラブが注視するなど引く手数多で、ビッグポテンシャルを有する17歳。本職はセンターバックだが、右サイドバックもこなせる逸材で、プロ契約前から酒井に代わってプレーした経験もある。
 
 現時点で定位置を保持している酒井とて、この伸び盛りの俊英を見くびると痛い目に遭うだろう。つまりは、仮にサーニャが来ない場合でも、フランス挑戦2年目の日本代表DFは熾烈な競争に晒される可能性があるのだ。
 
 フランスでも指折りの人気と熱狂を誇るマルセイユで、見事に主力となった1年目の酒井。だが、2年目の来シーズンは、守備面での安定したプレーに加え、アシストやゴールにも積極的に絡み、創造性をも発揮して、ライバルとの競争に打ち勝たなければならない。

 遠慮は無用だ!
 
文:結城麻里(フリーライター)
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