もし日本が勝ち残れた時、準決勝で“日韓戦”となっても、決して驚きではない。
ただ、このカードは日程の違いによって日本(あるいはベネズエラ)にとって奇妙なほどに有利になっている。ラウンド16の試合から日本とベネズエラの勝者は中4日でこの準々決勝へ臨むのに対し、アメリカとニュージーランドの勝者は中2日で試合が巡ってくる。しっかり休養することができ、スカウティングを含めた十全の準備ができる前者が圧倒的に有利な日程であることは明らかだ。
この準々決勝でも勝利すると――などと言っているのは取らぬ狸の皮算用といった感じがしてくるが、準決勝で待っているのは、順当にいくと開催国の韓国か、グループステージで苦杯をなめた南米王者のウルグアイだろう。アルゼンチンを蹴落としてグループステージを突破してきたホスト国の地力に疑問はなく、実際に大会前の親善試合で韓国はウルグアイに快勝を収めてもいる。もし日本が勝ち残れた時、準決勝で“日韓戦”となっても、決して驚きではない。
もっとも、グループステージでは振るわなかったポルトガルも個々のタレントについての評価は高く、彼らの巻き返しもあるかもしれない。アジアの決勝で対峙したサウジアラビアも決して弱いチームではなく、“日本のお隣”は、かなり激戦のブロックと言えそうだ。
そして決勝は――とまで言ってしまうと、もう完全な皮算用なので、このあたりでやめておこう。いずれにしても、5月30日のラウンド16・ベネズエラ戦に勝たないことには何も始まらない。先を見据えて戦って勝てるような相手でないことは言うまでもなく、一戦必勝の態勢で臨んでいくべきだ。もちろん、少しばかり夢を見ておく自由もあるとは思うけれども。
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
この準々決勝でも勝利すると――などと言っているのは取らぬ狸の皮算用といった感じがしてくるが、準決勝で待っているのは、順当にいくと開催国の韓国か、グループステージで苦杯をなめた南米王者のウルグアイだろう。アルゼンチンを蹴落としてグループステージを突破してきたホスト国の地力に疑問はなく、実際に大会前の親善試合で韓国はウルグアイに快勝を収めてもいる。もし日本が勝ち残れた時、準決勝で“日韓戦”となっても、決して驚きではない。
もっとも、グループステージでは振るわなかったポルトガルも個々のタレントについての評価は高く、彼らの巻き返しもあるかもしれない。アジアの決勝で対峙したサウジアラビアも決して弱いチームではなく、“日本のお隣”は、かなり激戦のブロックと言えそうだ。
そして決勝は――とまで言ってしまうと、もう完全な皮算用なので、このあたりでやめておこう。いずれにしても、5月30日のラウンド16・ベネズエラ戦に勝たないことには何も始まらない。先を見据えて戦って勝てるような相手でないことは言うまでもなく、一戦必勝の態勢で臨んでいくべきだ。もちろん、少しばかり夢を見ておく自由もあるとは思うけれども。
取材・文:川端暁彦(フリーライター)