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【U-20W杯で考える】素直な日本に対し老獪な元世界王者たち。この2か国に勝つのは大変だ!

カテゴリ:日本代表

熊崎敬

2017年05月22日

ウルグアイ、イタリアに勝つには「いい意味での日本らしさ」がもっともっと必要だ。

日本は岩崎ら前線の選手が時折、個人で仕掛ける姿勢も見せたが、決定的な打開には至らず。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本のプレーが爽やかな若者だとすると、2試合目にプレーしたイタリアとウルグアイは酸いも甘いも噛み分けた老獪な大人のようだった。20歳以下には、とても見えない。
 
 肉弾戦が激しく、パスの威力がまったく違う。敵が間合いに入ってくることを、少しも恐れていない。そして大胆に最短手で王手をかけてくる。
 
 PKを含む大ピンチを次々と止め続けたイタリアの守護神ザッカーニョも素晴らしかったが、その鉄壁を打ち破ったウルグアイの10番、ロドリゴ・アマラルのFKは信じられない威力でネットに突き刺さった。
 
 古典の香りが漂う「元世界王者」の戦い。それは開催国の人々のツボにはまったようで、韓国人(の特におっさんたち)は「うおーうおー」と雄叫びを上げまくっていた。
 
 この2か国に勝つのは、ちょっと大変だ。
 勝負できる個人を今から急造するわけにはいかないから、日本はもっともっと「いい意味での日本らしさ」を出さなければならない。
 
 やっぱりこれが、日本の進む道なのかなあ……。
 もっと面白い日本であってほしいんだけどなあ……。
 
 ぶつぶつ呟きながら、今日も韓国の夜は更けていくのである。
 
取材・文:熊崎 敬(スポーツライター)
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