【鹿島】“キャプテン”昌子源の苦悩と覚悟。「切り替えようや」の一言に込める想い

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年05月22日

「チームを支えないといけない立場。声を出し続けていきたい」

川崎戦で、今季二度目の“3失点”に呆然と立ち尽くす。DFとして責任を感じつつ、チームが前を向けるように働きかけた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 敗因や失点について、「誰かのせいにするのは、すごい簡単。それって正直、かなりカッコ悪い」というスタンスだ。チーム全体で問題点を共有し、修正していこうとする。
 
 チームをまとめる難しさに直面しているが、そこから逃げるつもりはない。「試練を与えられていると思う。突きつけられた高い壁を、自力で乗り越えていかないと」と言葉に力を込める。
 
 もっとも、キャプテンの大役を任されていなくても、同じ行動を取っていたはずだ。
 
「自分は怪我も治って、こうして試合に出させてもらっている。チームを支えないといけない立場にある以上、声を出し続けていきたい」
 
 チームの調子が良ければ、流れに身を任せておけばいい。だが、苦境に立たされた時、事態を好転させるには相当なパワーが必要となる。チームメイトに厳しいことを言わなくてはならない時もあるかもしれないし、メンタル的に強くなくてはならない。
 
 フットボーラーとしての真価が問われている今、「切り替えられたかどうかは、試合でしか証明できない」と勝利を目指す広州恒大戦で、昌子がどんなプレーを見せるのか楽しみでならない。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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