【U-20W杯で考える】いよいよ開幕! 初日から際立つ単独で難局を切り開く個の強さ

カテゴリ:連載・コラム

熊崎敬

2017年05月21日

1ゴール・1アシストのイ・スンウは面構えがいい。

 ギニアの左ウイング、ユール・ケイタは信じられないスピードと柔らかい身のこなしで、韓国人選手を次々と翻弄。彼がボールを持つたびに、スタンドがどよめきに包まれた。
 ボールを持ったら、選択肢はひとつだけ。ドリブル、ドリブル、ドリブル――。前半は破竹の勢いだったが、後半は跡形もなく消えてしまった。
 
 韓国ではバルセロナに所属するイ・スンウとぺク・スンホが、期待に応えた。1ゴール・1アシストを決めた前者は、面構えがいい。「俺を見ろ!」という顔をしている。こういう試合で活躍できるのは、スター性がある証だ。
 
 良くも悪くも組織的な日本のサッカーを見慣れた私の目に、4か国のプレーは新鮮に映った。単独で難局を切り拓こうとするプレーが多いからだ。
 U-20といったら、まだ成長段階。組織に埋没するのではなく、どんどん突っかかって勝負すればいい。そういう若者にこそ、輝かしい未来が拓かれるのだと思う。
 
 さて、次は日本の出番。若者たちはどんな未来を見せてくれるだろう。
 
取材・文:熊崎 敬(スポーツライター)
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