早くも3人と個人合意!「チャイナマネー」を得た新生ミランに要注目だ

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年05月15日

中盤や前線にはさらにビッグネーム獲得を狙う。

ファッソーネCEO(右)とミラベッリSD(左)は、モンテッラ監督(中央)とも密に連携しながら新戦力の獲得交渉を進めている。(C)Getty Images

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 ムサッキオはレアル・マドリーやチェルシー、ロドリゲスはインテルやパリSGやユベントス、ケシエはローマやチェルシーやパリSGも狙っていた人気銘柄。ミランはこれらのライバルに先んじて動き、本人から合意を引き出したのだ。もちろん、メルカートは「一寸先は闇」であり、すべて正式発表されるまで予断を許さないが、いずれも争奪戦を大きくリードしているのは間違いない。
 
 これらの成功はかつてインテルの強化部門を仕切ったファッソーネCEOとミラベッリSDの手腕という以上に、資金的なバックボーンが何よりも大きい。前述した通り売却益がない限り補強資金が実質ゼロだった過去数年とは違い、チャイナマネー援助で今夏は1億~1億5000万ユーロ(約120~180億円)を市場に投下できると言われている。だからこそ、本人とも保有権を持つクラブとも具体的な交渉を進められるのだ。
 
 ミランはさらに、攻守で物足りない中盤にダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)やセスク・ファブレガス(チェルシー)やルイス・グスタボ(ヴォルフスブルク)、バルセロナが買い戻しに動いているためジェラール・デウロフェウの残留が微妙なウイングにケイタ・バルデ・ディアオ(ラツィオ)、カルロス・バッカの売却が有力視されるCFにアンドレア・ベロッティ(トリノ)、アルバロ・モラタ(R・マドリー)、ピエール=エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)などをリストアップしていると取沙汰されている。
 
 資金には限りがあるだけにすべてのディールをまとめるのは不可能だが、このまま来シーズンのヨーロッパリーグ出場権獲得となれば、これらのビッグネームに関する動きも本格化していくだろう。今夏は中国資本の下で強化部門も刷新された新生ミランから目が離せそうにない。
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