早くも3人と個人合意!「チャイナマネー」を得た新生ミランに要注目だ

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年05月15日

動くに動けなかった近年とは打って変わって。

ミランが個人合意したと伝えられる(左から)ムサッキオ、ケシエ、ロドリゲス。クラブ間交渉も順調だ。(C)Getty Images

画像を見る

 来シーズンに向けた補強で早くも目立った成果を挙げているのが、復権を目指すミランだ。紆余曲折の末に4月13日にシルビオ・ベルルスコーニから中国資本にオーナーシップが移り、マルコ・ファッソーネがCEO、マッシミリアーノ・ミラベッリがSDに就任。新たな強化部門が積極的な動きを見せている。
 
 前政権時代にチーム編成の全権を握っていたのが、言わずと知れたアドリア―ノ・ガッリアーニ副会長だ。かつては類稀な交渉術で数々のビッグディールを成立させてミランに黄金時代をもたらした敏腕ディレクターだったが、近年は資金不足で補強に苦心。「売却なくして購入はない」の状態だったため、選手本人とも相手クラブとも本格交渉に入れず、メインターゲットをライバルに奪われる失態を繰り返す。
 
 そして、移籍金のかからないボスマンプレーヤー、レンタル選手、そして移籍市場寸前の「売れ残り品」で何とかスカッドを成立させるというのが、ここ数シーズンのお馴染みのパターンと化していた。
 
 例えば現在と同じく前シーズン終了間際の時点で獲得が内定に近かったのは、3年前がGKミカエル・アガッツィ(現チェゼーナ)、2年前はゼロ、1年前がDFレオネル・バンジョーニとボスマンプレーヤーのみだった。
 
 しかし、ガッリアーニがベルルスコーニとともにクラブを去り、ファッソーネとミラベッリが実権を握った現在は様相が一変。選手の代理人や相手クラブの幹部と一気に交渉を進めて、すでに3人と個人合意したと現地メディアで伝えられている。
 
 1人目は、昨夏も獲得に動いていたアルゼンチン代表の技巧派CBマテオ・ムサッキオ。5月上旬にビジャレアルとも1800万ユーロ(約21億6000万円)で合意したと言われている。
 
 2人目はいまや欧州屈指の左SBと謳われるスイス代表のリカルド・ロドリゲス。ヴォルフスブルクとも1800万ユーロ+ボーナスで大筋合意し、すでに詳細を詰めるだけの段階のようだ。
 
 そして3人目は、規格外のフィジカルとセンスを利して今シーズンに一気にブレイクしたコートジボワール代表MFのフランク・ケシエ。アタランタとは2800万ユーロ(約33億6000万円)をベースに話し合いを続け、ポジティブな感触を得ているという。
【関連記事】
【ミラン番記者】本田圭佑に「お薦めの新天地」はスペインやイングランドではなく…
ミランがベロッティ獲りへ始動! トリノと初会談の感触は?
ハメスとベイルがマンUにダブル移籍か!?
【現地発】ファインゴールの岡崎に対する、サポーターの「正直な」評価は?
日本サッカーを彩る「美女サポーター」たちを一挙に紹介!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ