• トップ
  • ニュース一覧
  • ACL惨敗に韓国メディアが嘆き節。「中国・日本の前に崩れたプライド」「済州は6年前の恨(ハン)を返したが…」

ACL惨敗に韓国メディアが嘆き節。「中国・日本の前に崩れたプライド」「済州は6年前の恨(ハン)を返したが…」

カテゴリ:Jリーグ

慎武宏

2017年05月11日

「4→2→1、数字が語るKリーグの墜落」と厳しく指摘。

Kリーグ勢でグループステージを突破したのは、G大阪を蹴散らした済州のみだった。(C)Getty Images

画像を見る

 韓国メディアの中にもKリーグが突き付けられた現実を厳しく指摘するところは多い。
 
「韓・中・日の悲喜…済州だけ生存したKリーグ、ACL歴代最悪の成績」(『MKスポーツ』)
「済州だけ16強、中国・日本の前に崩れたKリーグのプライド」(『ノーカットニュース』)
などがそれで、昨年度ACL王者ながら審判買収問題のペナルティで今年は出場資格をはく奪された全北現代の不在を惜しむ記事も見受けられた。
 
「全北が抜けたACL…Kリーグの現在地は酷かった」(『SPOTV NEWS』)
「済州だけ生存のKリーグ、思ったよりも大きかった全北が抜けた穴」(『InterFootball』)
などであるが、全北が出場していたとしてもKリーグ勢の劣勢は変わらなかっただろう。
 
 実際、近年のKリーグ勢の苦戦は明らかだ。16強に進出したKリーグのチーム数は最近3年間で4→2→1と下降曲線を描いており、一方で中国と日本の16強進出チーム数は2→2→3と増えている。明らかに対照的なのだ。
 
「4→2→1、数字が語るKリーグの墜落」と報じた『スポーツ韓国』も記事の中でこう指摘している。
 
「Kリーグの墜落は消極的な投資が、結局はその実態を明らかにすることになったという分析が支配的だ。これまでKリーグは全北を除けば、選手補強に大きな心血を注いでこなかった。母体企業の投資萎縮の中、各チームの競争力まで落ちてしまった」と。
 
 韓国のサッカーファンたちにとっては、厳しい現実だけを突き付けられた感がある今季のACL。唯一の望みとなった済州にかかる期待は大きい。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
 
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
【関連記事】
テネリフェに行ってみて分かった、柴崎岳のリアルな現地評「彼は最重要人物かもしれない」
C・ロナウドが美人彼女と超豪華バカンス! 2人とも水着がかなり…
【ACL】鹿島、浦和、川崎が首位通過!気になるラウンド16の対戦相手は?
【ACL採点&寸評】鹿島×ムアントン・U|鈴木と遠藤のハイパフォーマンスで常勝軍団が堂々の首位通過!
【浦和】森脇が緊急謝罪会見「嘘をついて生きてきた人生ではない」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ