「4→2→1、数字が語るKリーグの墜落」と厳しく指摘。
韓国メディアの中にもKリーグが突き付けられた現実を厳しく指摘するところは多い。
「韓・中・日の悲喜…済州だけ生存したKリーグ、ACL歴代最悪の成績」(『MKスポーツ』)
「済州だけ16強、中国・日本の前に崩れたKリーグのプライド」(『ノーカットニュース』)
などがそれで、昨年度ACL王者ながら審判買収問題のペナルティで今年は出場資格をはく奪された全北現代の不在を惜しむ記事も見受けられた。
「全北が抜けたACL…Kリーグの現在地は酷かった」(『SPOTV NEWS』)
「済州だけ生存のKリーグ、思ったよりも大きかった全北が抜けた穴」(『InterFootball』)
などであるが、全北が出場していたとしてもKリーグ勢の劣勢は変わらなかっただろう。
実際、近年のKリーグ勢の苦戦は明らかだ。16強に進出したKリーグのチーム数は最近3年間で4→2→1と下降曲線を描いており、一方で中国と日本の16強進出チーム数は2→2→3と増えている。明らかに対照的なのだ。
「4→2→1、数字が語るKリーグの墜落」と報じた『スポーツ韓国』も記事の中でこう指摘している。
「Kリーグの墜落は消極的な投資が、結局はその実態を明らかにすることになったという分析が支配的だ。これまでKリーグは全北を除けば、選手補強に大きな心血を注いでこなかった。母体企業の投資萎縮の中、各チームの競争力まで落ちてしまった」と。
韓国のサッカーファンたちにとっては、厳しい現実だけを突き付けられた感がある今季のACL。唯一の望みとなった済州にかかる期待は大きい。
文:慎 武宏(スポーツライター)
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
「韓・中・日の悲喜…済州だけ生存したKリーグ、ACL歴代最悪の成績」(『MKスポーツ』)
「済州だけ16強、中国・日本の前に崩れたKリーグのプライド」(『ノーカットニュース』)
などがそれで、昨年度ACL王者ながら審判買収問題のペナルティで今年は出場資格をはく奪された全北現代の不在を惜しむ記事も見受けられた。
「全北が抜けたACL…Kリーグの現在地は酷かった」(『SPOTV NEWS』)
「済州だけ生存のKリーグ、思ったよりも大きかった全北が抜けた穴」(『InterFootball』)
などであるが、全北が出場していたとしてもKリーグ勢の劣勢は変わらなかっただろう。
実際、近年のKリーグ勢の苦戦は明らかだ。16強に進出したKリーグのチーム数は最近3年間で4→2→1と下降曲線を描いており、一方で中国と日本の16強進出チーム数は2→2→3と増えている。明らかに対照的なのだ。
「4→2→1、数字が語るKリーグの墜落」と報じた『スポーツ韓国』も記事の中でこう指摘している。
「Kリーグの墜落は消極的な投資が、結局はその実態を明らかにすることになったという分析が支配的だ。これまでKリーグは全北を除けば、選手補強に大きな心血を注いでこなかった。母体企業の投資萎縮の中、各チームの競争力まで落ちてしまった」と。
韓国のサッカーファンたちにとっては、厳しい現実だけを突き付けられた感がある今季のACL。唯一の望みとなった済州にかかる期待は大きい。
文:慎 武宏(スポーツライター)
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。