【ACL】ムアントン躍進の原動力・青山直晃が「次は川崎とやりたい」その理由とは?

カテゴリ:海外日本人

佐々木裕介

2017年04月29日

ACLで戦ったFWたちは物足りない?

ホームのSCGスタジアムでACLベスト16入りを決めたブリスベーン戦の雰囲気。写真:佐々木裕介

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――ブリスベーン戦で相手はメンバーを落としてきました。DFとして、相手の推進力の弱さに拍子抜けしたのではないですか?
 
「そうなんです。事前の情報では強いFWがいることも知っていましたし、現に鹿島はアウェーでブリスベーンに負けていますしね。もっとガチンコ勝負ができると期待していたのですが(笑)」
 
――ACL決勝トーナメント進出が確定しました。抱負を聞かせてください。
 
「まだラウンド16の相手が決まっていない(広州恒大、水原三星、川崎フロンターレのいずれか)のですが、個人的には川崎とやりたいなという希望は持っています」
 
――グループGの可能性があるチームの中から川崎との試合を希望する理由は?
 
「ACLを勝ち上がっていくことを考えた時に、正直、広州よりも川崎とやった方がチャンスが大きいかと思うんです。確かに現役ブラジル代表とガチでやりたいという思いはありますよ。でもこの先も勝ち進むことがムアントンやタイサッカーにとっては重要だと思うので、そこを考えた時には川崎とやった方が組み易いかなとは思います」
 
 常にパワフルでゴリゴリ感溢れるFWとのガチンコ勝負を好む青山は、グループステージでの相手FWを「少し物足りなかった」と言い切る。そして会話の端々に、同組の相手に対して手応えがなかったことを感じさせた。
 
 そんな青山を満足させられる相手とは誰だろうかと考えると、スッと思い浮かぶのは、やはりフッキ(上海上港/ブラジル代表)だ。ムアントンが上海上港と戦うためには、まずはラウンド16を勝ち抜いたうえで、ドローの結果に委ねなければならない。しかしそのマッチアップを想像して興奮してしまうのは筆者だけではなく、日本のフットボールファンも同じだろう。
 
 多くのタイ代表選手で固める“タイ版ドリームチーム”は、今大会のダークホースになれるのか。ラウンド16は5月下旬に迫っている。
 
取材・文:佐々木裕介(フリーライター)
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