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【クラシコ・プレビュー】明らかな選手層の差…ポジティブな流れのマドリーと“息切れ”のバルサ

カテゴリ:連載・コラム

工藤拓

2017年04月22日

BBC不要論が生まれるほど、控えメンバーが活躍中のマドリー

勝ち続けるチームには、いつ出場しても活躍できる優秀なサブプレーヤーがいるものだが、マドリーはその人数が非常に多い。写真は左からアセンシオ、イスコ、ナチョ。 (C) Getty Images

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 C・ロナウド、カリム・ベンゼマともにゴール数が落ち込み、ベイルは相変わらず怪我に泣かされ続けているなか、今シーズンのマドリーは「BBC不要論」がたびたび議論されるほどに、控えメンバーの活躍が目立ってきた。
 
 最近、ジネディーヌ・ジダン監督が繰り返している、少々やりすぎと言えるほどの大胆なローテーション起用も、バックアッパーのパフォーマンスが信頼に値するからこそ可能なのだろう。
 
 実際は、セルヒオ・ラモスの土壇場でのゴールや、宿敵バルサの躓きなど、幸運や外的要因による部分も多々あるのだが、なんだかんだでリーガ首位の座を維持してこられたことも含めて、今シーズンのマドリーは非常にポジティブな流れのなかにある。
 
 強豪との大一番のみならず、ほぼ毎試合、メッシやスアレスのマヒア(魔法)に頼り続けてきたバルサは、この重要な時期に息切れし始めた。さらに、最も動けているネイマールは、クラシコを含む2試合で出場停止となっている。
 
 一方のマドリーは、シーズン終盤のヤマ場を総力戦で乗り越える意向だ。以前は全試合にフル出場する拘りを捨て切れずにいたC・ロナウドも、リーガの数試合を休みながら大一番に集中するというローテーションを受け入れるようになっている。
 
 両チームの現状を見る限り、ホームチームの優位は揺るがないように思えるが、一発勝負はいつだって、何が起こるか分からないものだ。果たして、戦前の予想を覆す驚きの展開が見られるだろうか。
 
文:工藤拓
 
【著者プロフィール】
くどう・たく/1980年、東京都生まれ。桐光学園高、早稲田大学文学部卒。三浦知良に憧れて幼稚園からボールを蹴りはじめ、TVで欧州サッカー観戦三昧の日々を送った大学時代からフットボールライターを志す。その後EURO2004、W杯ドイツ大会の現地観戦を経て、2006年よりバルセロナへ移住。現在は様々な媒体に執筆している。
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