• トップ
  • ニュース一覧
  • プロ初得点! 仙台の佐々木匠が同世代たちにかけた「世界大会、頑張って来いよ」ともうひとつの言葉

プロ初得点! 仙台の佐々木匠が同世代たちにかけた「世界大会、頑張って来いよ」ともうひとつの言葉

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2017年04月13日

「世界大会、頑張って来いよ」でも…。

 U-15年代から年代別代表の常連だった佐々木は、仙台ジュニアからの生え抜き選手ということもあり、トップ昇格1年目から大きな期待をかけられていた。ところが、体調不良や負傷による長期離脱で、昨シーズンのリーグ戦出場は2試合にとどまった。今年3月上旬のU-20日本代表トレーニングキャンプには選出されたが、ここまで公式戦で目立った活躍はできず、磐田戦前に発表されたU-20ワールドカップのメンバー発表前最後となるU-20日本代表トレーニングキャンプのメンバーからも外れた。
 
 一方、対戦相手の磐田からはFW小川航基ら3人が選出されていた。佐々木は彼らに対し、「自分は厳しい状況だと思うので『世界大会、頑張って来いよ』と言いました。でも『俺もまだ諦めてはいないぞ』とも言いました」。このところ遠ざかっていた年代別代表への執念も、この試合の好パフォーマンスにつながった。
 
 仙台サポーターの佐々木への期待は大きい。ゴールを決めた後、佐々木はサポーターに向かって走り絶叫した。
「率直に言うと、すごく不思議な感覚です。小さい頃スタンドで観戦していたので、自分がピッチに立てていることは嬉しいことです。サポーターが生え抜きの僕に期待してくれているのは分かっているので、結果を出すことが一番の恩返しです」
 
 仙台ユースの至宝と呼ばれた男は、ようやくトップでひとつの結果を残した。リーグ戦でも結果を出し続ければ、世界の舞台は自ずと近づいてくるはずだ。
 
取材・文:小林健志(フリーライター)
【関連記事】
【ルヴァンカップ】2連勝の札幌がAグループ首位浮上! 大宮は今季初の勝点!
【ルヴァンカップ】好調・神戸が横浜を一蹴。甲府と引き分けたC大阪が1位をキープ
【J1ベストイレブン】歴史的大勝の浦和から最多の4名。MVPは高採点『8.5』のFW|6節
【蹴球日本を考える】異次元の巧さ! 浦和を翻弄したオスカールが教えてくれたこと
【川崎】中村憲剛が語る広州恒大戦の勝点1の意味。「正直どう受け取って良いのか…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ