【川崎】中村憲剛が語る広州恒大戦の勝点1の意味。「正直どう受け取って良いのか…」

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2017年04月13日

後半から登場し、攻撃を加速させたが…。

この日は後半からピッチに立った中村。しかし、チームにゴールをもたらせなかった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[ACLグループステージ4節]川崎 0-0 広州恒大/4月12日/等々力
 
 ACLのグループステージ4節、ここまで3分けと勝利がない川崎は広州恒大をホームに迎えた。ノックアウトステージに上がるためには、勝点3が欲しかったが、最後までネットは揺らせず。スコアレスドローで試合を終えた。
 
【PHOTO】川崎は広州恒大とスコアレスドローで3位変わらず

「正直どう受け取って良いのか…。悪かったのか良かったのか、判断がつかない試合でした。ホームなので勝点3は取りたかったですし、自分もチャンスがありました。もちろん失点のピンチもありましたが」
 
 そう複雑な想いを語るのは、この日、後半開始からピッチに立った中村憲剛だ。ボランチとしてチームをコントロールしながら、攻撃の勢いを加速させた司令塔は、課題も口にする。
 
「(広州恒大は)元々、バイタルが空きやすい。前半も何回か空いていましたし、後半もハイネルが前を向けていた。ただ、そこからのイメージの共有がなかなか。長くやっているメンバーではないので、そこは詰めなくちゃいけないなとは思います。
 
 相手の届かないところ、いないところにパスをつけて、動けば、もう少し意図的に攻略できたかなというのはあります」
 
 怪我人が続出し、ベストメンバーを組めないなか、中村は「今いるメンバーの良さを出しながら、愚直にやっていくしかない」と、続ける。
 
 グループステージは残り2戦となった。川崎は勝点4で3位。首位の水原三星は勝点8、2位の広州恒大は勝点6だ。決勝トーナメントに進出するためには、4月25日のアウェーでの水原三星戦、5月9日のホームでのイースタンSCで勝点3を重ねるしかない。
 
「数字上は残っている。相手に勝点3を与えなくて良かったという見方もある。まずは次。当たり前だけど、勝たないと上に行けない」
 
 今は前向きにやっていくしかない。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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