2ボランチが攻撃力を発揮! 指揮官の期待に応えた中村。一方「反省よりも、不安」も。
清水戦では2ボランチを組んだムサエフ、川辺が今季初ゴールを奪ってみせたのだ。
ムサエフは持ち味である縦横にボールを狩りに行く持ち味を一段と発揮しつつ、その勢いのままウズベキスタン人初となるJリーグでの得点を記録。そして、川辺が決めた3点目は、中村―川又―川辺とつなぐ、流れの中から今季初めて決めた、磐田にとって貴重な得点となった。
中村のところで、しっかりボールを落ち着かせる。そこからいくつものプレーの選択肢が広がる。そのようにイメージも膨らんでいった。
そして実は攻めるのが大好き――という気持ちが溢れる2ボランチが、中村のタメによって躍動感あるプレーを披露。この大一番でゴールを奪ってみせたのは、大きな収穫だ。
「結果は非常に良く、判断としては間違っていなかったと思う」。名波監督も今回の先発メンバーの"抜擢"に手応えを得ていた。
しかし一方で、「サイドから個で突破されたり、クロスへの対応から何度かピンチを招いたりした。シュート数も、負けている(磐田から見てシュート数は10本対12本、CKは2本対12本)。シュートの意識という点では、エスパルスのほうがゴールに向かう時間帯が長く、そのあたりは反省しなくてはいけない」と、課題を挙げていた。
実際、9分、37分と中村のFKからの一発でゴールを奪い、主導権を握れたのは事実。清水の鄭大世も「(磐田の得点シーンは)分かっていてやられたので、ダメージもでかい」と言い、相手に与えたメタル的なショックも相当だった。
磐田にとって今季最高の試合内容だったが、とはいえ、一歩間違えれば……という展開だったのも確かだ。
右サイドでの起用と試合内容について、中村は胸のうちを明かしている。
「ボールに触る回数が(トップ下よりも右サイドのほうが)少なくなるので、一段とボールを支配される相手に対戦する際は、いかに勝ちにつながるプレーをするか」
中村は「反省よりも、不安のほうがある」と、警鐘を鳴らしていた。
「例えばそれでトップに預けるパスが10本になったら、自分も流動的に動きながらも、さらに全体として20本、30本と預けられるようにならないといけない。川又もひとりぼっちにしてはいけないから」
勝って兜の緒を締める、と言える。チーム最年長の司令塔はまったく浮かれず、むしろここからが勝負だと気持ちを引き締めていた。
ムサエフは持ち味である縦横にボールを狩りに行く持ち味を一段と発揮しつつ、その勢いのままウズベキスタン人初となるJリーグでの得点を記録。そして、川辺が決めた3点目は、中村―川又―川辺とつなぐ、流れの中から今季初めて決めた、磐田にとって貴重な得点となった。
中村のところで、しっかりボールを落ち着かせる。そこからいくつものプレーの選択肢が広がる。そのようにイメージも膨らんでいった。
そして実は攻めるのが大好き――という気持ちが溢れる2ボランチが、中村のタメによって躍動感あるプレーを披露。この大一番でゴールを奪ってみせたのは、大きな収穫だ。
「結果は非常に良く、判断としては間違っていなかったと思う」。名波監督も今回の先発メンバーの"抜擢"に手応えを得ていた。
しかし一方で、「サイドから個で突破されたり、クロスへの対応から何度かピンチを招いたりした。シュート数も、負けている(磐田から見てシュート数は10本対12本、CKは2本対12本)。シュートの意識という点では、エスパルスのほうがゴールに向かう時間帯が長く、そのあたりは反省しなくてはいけない」と、課題を挙げていた。
実際、9分、37分と中村のFKからの一発でゴールを奪い、主導権を握れたのは事実。清水の鄭大世も「(磐田の得点シーンは)分かっていてやられたので、ダメージもでかい」と言い、相手に与えたメタル的なショックも相当だった。
磐田にとって今季最高の試合内容だったが、とはいえ、一歩間違えれば……という展開だったのも確かだ。
右サイドでの起用と試合内容について、中村は胸のうちを明かしている。
「ボールに触る回数が(トップ下よりも右サイドのほうが)少なくなるので、一段とボールを支配される相手に対戦する際は、いかに勝ちにつながるプレーをするか」
中村は「反省よりも、不安のほうがある」と、警鐘を鳴らしていた。
「例えばそれでトップに預けるパスが10本になったら、自分も流動的に動きながらも、さらに全体として20本、30本と預けられるようにならないといけない。川又もひとりぼっちにしてはいけないから」
勝って兜の緒を締める、と言える。チーム最年長の司令塔はまったく浮かれず、むしろここからが勝負だと気持ちを引き締めていた。