ベテランと若手、理想的なチームバランスが生まれている。
今野の活躍を見ても分かるように、この日のチームを支えていたのは、ベテラン勢の存在だ。経験値がモノを言う最終予選で、GK川島のスタメン起用を含めて、ベテラン選手を中心としたメンバー構成によって、アウェーで勝点3を手にしたハリルホジッチ監督の手腕は、極めて冷静な判断だったと言える。ベテラン勢がチームを支え、1得点・1アシストと気を吐いた久保のような若手がのびのびとプレーする。そうした理想的なチームバランスが生まれているように見える。
グループBは首位のサウジ、2位の日本、3位のオーストラリアと続く。いまだ勝点3差内に3チームがひしめく団子状態にある。
ホームで敗れて出遅れた前半戦の初戦と比べたら、因縁の相手を叩いて好スタートを切った後半戦の初戦はパーフェクトの結果と言える。ロシア・ワールドカップへ向けてきわめて“視界良好”だ。
とはいえ、何度も口を酸っぱくして言い続けているけれど、日本が目指しているところは“ロシア行き”ではなく、“ロシアで勝つ”ことだから。このまま波に乗ってさらりとトップ通過してくれるよう、応援している。
■プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からVVVフェンロのコーチとして指導にあたっている。
グループBは首位のサウジ、2位の日本、3位のオーストラリアと続く。いまだ勝点3差内に3チームがひしめく団子状態にある。
ホームで敗れて出遅れた前半戦の初戦と比べたら、因縁の相手を叩いて好スタートを切った後半戦の初戦はパーフェクトの結果と言える。ロシア・ワールドカップへ向けてきわめて“視界良好”だ。
とはいえ、何度も口を酸っぱくして言い続けているけれど、日本が目指しているところは“ロシア行き”ではなく、“ロシアで勝つ”ことだから。このまま波に乗ってさらりとトップ通過してくれるよう、応援している。
■プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からVVVフェンロのコーチとして指導にあたっている。