CFは、大迫勇也で堅いと予想する。岡崎慎司も監督交代後は出場機会が増加傾向にあり、ハリルホジッチ監督も「試合に出ている」と触れたが、24試合連続先発出場中の大迫には遠く及ばない。11月のサウジアラビア戦で見せた力強いポストプレーや決定力を踏まえても、UAE戦では大迫が最前線を任されると考えるのが妥当だ。
原口元気も、所属クラブでレギュラーを張る数少ない欧州組のひとりだ。左ウイングの候補選手と目される宇佐美貴史はコンスタントに出番を得られておらず、「宇佐美はジョーカーになってくれるのではないか」という指揮官の言葉からも途中出場が濃厚。また今季好調なスタートを切った齋藤学も招集されなかった。目下、最終予選で4試合連続ゴール中とポイントゲッターの原口はもはや外せない。
GKは「次の試合(UAE戦)はスタメンで行ける状態だった」(ハリルホジッチ監督)東口順昭を左頬骨骨折で招集できず。これまで守護神として君臨してきた西川も、キックミスから失点を重ねるなどトップコンディションではない。とはいえ、東口の代役である林彰洋、メスのリザーブチームに甘んじている川島永嗣にゴールマウスを任せる可能性は低く、おそらく“消去法”で西川に落ち着くだろう。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
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