高さと強さを備えたR・サントスも状態を上げてきている。彼を前線で固定できれば、柿谷の挙げていたラインが下がってしまう問題も解消されるかもしれない。
実際、この日、柿谷が自分のリズムでプレーできていたのは、ピッチの中央ではなくサイド寄りに出た時だった。もしかすると…柿谷を試合開始からサイドで起用する可能性も、現状ではあり得るか――。
しかも、次節の対戦相手は、サイドの背後にスペースがある浦和だ(3月4日/14時/埼玉スタジアム)。いずれにせよ、柿谷を中心に、いかにそのスペースを攻略するかが、C大阪にとっても鍵となりそうだ。
「今は試合を迎えることが楽しみ。次は必ず勝ちたい
柿谷が飢えているのは、ゴールであり、そして勝利だ――。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)