また、1997年から2000年までレスターでプレーした経験を持つトニー・コッティは、レスターの不振は指揮官の責任ではなく、選手にあると言及している。
 
「昨シーズンに彼らがやってのけたことは『決して諦めてはならない』ということの証明であり、驚くべきものだった。しかし、今の選手たちにはその再現はできないだろう。今シーズンもロッカールームで変わっていなかったのはラニエリただ一人だったと思う」
 
「何人かの選手は大きく変わってしまった。ライフスタイル雑誌に取り上げられた彼らは少し頭が狂ってしまったんだ。もちろん全てではないが、不振に対する疑問はオーナーや選手に投げかけるべきだ」
 
　ラニエリは2015年夏の就任以来、選手たちに対して「Dilly-ding, Dilly-dong. 起きろ！  目覚める時間だ」と口癖のように投げかけ、何とか選手たちから最大限に力を引き出そうと努めてきた。しかし、もうその指揮官もいない。
 
　いわば目覚まし役を失ったレスターは、この電撃解任という荒療治によって目を覚ますのか……。ラニエリ退任後の初陣は、現地時間２月27日に行なわれるリバプール戦だ。