【柏】最大の武器に落とし穴… ブラジル人トリオ同時起用に発覚した問題とは?

カテゴリ:Jリーグ

鈴木潤

2017年02月05日

サブチームのゲームで存在をアピールした伊東。

清水戦で1ゴールを挙げた伊東は相変わらずの快足を披露し、健在をアピール。写真:鈴木 潤

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 一方で存在感を示したのが伊東純也だ。昨季は7得点・7アシストを挙げ、クリスティアーノ、ディエゴ・オリヴェイラとともに破壊力抜群の“トリデンテ”を組んだスピードスターは、ハモン・ロペスの加入と、今回の3者同時期用の煽りを受けて清水戦ではサブチームで出場した。
 
 サブチーム同士の対戦となった3、4本目のゲームにおいて、柏が作り出したチャンスといえば、ほとんどが右サイドで伊東が絡んだものである。116分(3本目の36分)には、中川の背後へのパスに抜け出し、この日唯一の得点も記録。今季の目標に「昨年以上の数字、10得点・10アシスト」を掲げる伊東は、この清水戦の出来について「得点は最低限の結果。もっとできる」と自らに言い聞かせるように話していた。
 
 試合全体を見ると、3失点はいずれもサイドからのクロスによるもので、守備の立て直しをメインに取り組んだキャンプで「クロス対応は良くなっていただけに失点が残念」と、下平監督は不発に終わった攻撃よりも課題が修正しきれていない守備面の方を問題視した。
 
 R・ロペスがフィットするまでに時間を要するのは間違いないが、清水戦で露呈した攻撃の問題点は伊東を戻せば解消される部分は大いにある。それに対し、今回の清水戦での3失点に加え、2月1日に行なわれた鹿屋体育大との練習試合でも4失点(●2−4)した守備面には、依然として不安がつきまとう結果となった。
 
取材・文:鈴木 潤(フリージャーナリスト)
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