17歳の逸材ジャスティン・クライファート、父親似なのは見た目だけ?

カテゴリ:ワールド

中田徹

2017年02月04日

何よりファンの胸を打ったのは…。

父パトリック(写真)は実息に「私もとても誇らしいよ。彼が私の足跡を辿るのはいいね」とエールを送る。 (C) Getty Images

画像を見る

 何よりファンの胸を打ったのは、少年のように純真無垢にプレーする姿だ。
 
 ボールに触れることを心から愛し、1対1で敵と対峙したときには、100%の自信を持って仕掛け、相手を翻弄する。守備でもしっかり貢献をし、「ボールを自分のものにしたい」という意欲を見る者に伝えるのだ。
 
 本拠地デビュー戦は78分まで。ベンチへ退く際にはスタンディングオベーションを浴び、改めて注目度とインパクトの高さが見て取れた。
 
「初めてのアムステルダム・アレナはとても気持ちよかった。小さかった頃、テレビで見ていた凄い選手たちがいた舞台に、今、自分が立っている。とても楽しむことが出来た」

 ホームデビュー戦をそう回顧するジャスティンに、指揮官も賛辞を贈る。
 
「私はジャスティンのプレーを楽しんだ。物怖じすること無くプレーし、幾つか本当に相手にとって危険な場面を作ってくれた」
 
 アヤックスは1月の移籍市場で、リーグ・アンのリールにアンワル・エル・ガジを売却。これによりウイングのポジションが手薄になった感もあるが、ブルキナファソ代表としてアフリカ・ネーションズカップに参加していたベルトラン・トラオーレが帰還し、故障離脱中だったチェコ代表FWのヴァラフ・チェルニーも復帰間近と、ジャスティンのライバルは多い。
 
 しかし、「これから自分は競争に臨む。チャンスが巡ってきたら、しっかりそれを掴みたい」と意気込む17歳の言葉からは、待ち受けるポジション争いに対する覚悟と頼もしさが感じられた。

文:中田徹
 
【関連記事】
柴崎岳「スペイン移籍騒動」の舞台裏、テネリフェ加入はむしろ正解?
2月5日に32歳を迎えるC・ロナウド、「バースデー・ゴール」の実績は?
【ミラン番記者】本田圭佑の「理解に苦しむ」決断。ベンチを承知で残留を…
79年ぶりの王者降格に現実味のレスター…。シアラーが「基礎がなっていない」と断罪!
ロナウジーニョがバルサに帰還! ペップに追われてから8年半の歳月

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ