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「レアルに善戦した鹿島が見られるぞ!」期待の声も上がったタイでの新設大会でJはどう受け入れられたか?

カテゴリ:Jリーグ

佐々木裕介

2017年01月29日

「ファンがスタジアムに集まりにくい状況になってしまった」

会場となったラジャマンガラスタジアムは交通アクセスがいいとは言えず、平日の16時からの開催だったこともあり、集客面では苦戦を強いられた。写真:佐々木裕介

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 しかし残念なこともあった。観客の少なさだ。“大箱”であるラジャマンガラ開催だったために、余計にその事実が際立っていた。多くの日本人が住む首都バンコクでの開催にもかかわらず、昨年9月に同じ場所で行なわれたワールドカップ最終予選、タイ代表対日本代表戦の活気を目の当たりにしている筆者には実に淋しく思えてしまった。
 
 大会が無事に終了した翌日、今大会の立ち上げに尽力されたJリーグ国際部の大矢丈之氏にその辺りを踏まえて話しを聞かせていただいた。
 
――◆――◆――
 
―――今大会が開催されるに至った経緯をお聞かせいただけますか?
 
「2012年からアジア戦略を進めてきたなかで、リーグやクラブ間の提携、アジア人選手の招聘、育成年代や指導者の交流を行なってきました。そして次のステップを見据えた時に海外から放映権を買っていただけるようなリーグとしての価値を高めることもひとつだと考えています。そうしたなかで私どものメインツールである“試合”をアジアのフットボールファンにも肌で感じていただきたいとの思いから開催に至りました」
 
―――大会の立ち上げに尽力されたと聞いています。ゼロベースからの海外主催は大変だったのではないですか?
 
「企画プレゼンの段階で、Jリーグとしてまずはやってみようという認識共有が取れた上で、海外向け放映権の契約更新が2020年になるので、そのタイミングに向けて継続的な開催を柱にリーグブランドの価値を今まで以上に高めていこうという目標設定を持って進めました。ここ2、3年で東南アジア人選手がJリーグでプレーしてくれる機会に恵まれましたが、彼らが自国へ帰ってしまうと注目度が低下してしまう現状も実感として持っているので、並行して今回のような大会を通じて海外でJリーグブランドを伝えていく活動を継続していこうということなんです」
 
―――大会が終わってみての感想はいかがでしょうか?
 
「充実感はありますが、思ったよりも簡単じゃないなということですね。しっかりとした大会運営が出来て、TRUE(タイ有料テレビ番組最大手)で全試合が放映され、DAZNで日本国内へも配信された点では最低限の目標はクリア出来たとは思っていますが、ファンがスタジアムに集まり難い状況になってしまった点は反省点だと感じています」
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