今冬に最も効果的な補強をしたクラブは?充実の鹿島と神戸、玄人集団の鳥栖も注目だ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年01月20日

豊田、鎌田に小野が加わる鳥栖の攻撃陣は魅力的だ。

鳥栖入りが決定的な小野。5年ぶりのJ復帰でどんなプレーを見せてくれるのか。(C)Getty Images

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 こうして補強した選手の顔ぶれを見ると4-4-2をベースに4-3-3や3-4-2-1など対戦相手によってシステムを変更するネルシーニョのサッカーに柔軟に対応できる選手が集まったと言える。
 
 融合という点でも上手い補強だ。
 
 田中と渡辺は柏時代にネルシーニョの元でプレーしており、昨年7月に加入して左SBに定着した橋本もそうだ。経験を重ね、力をつけてきた教え子たちを集め、自らのやり方を素早く浸透させ、組織的な戦術をより機能させて勝ち続ける。今シーズンに賭けるネルシーニョの本気が見える。
 
 優勝あるいはトップ3に入るには、得失点差20点以上がひとつの目安になる。
 
 昨年の神戸は56得点、43失点で得失点差は13だったが、今年は得点をさらに伸ばし、失点を抑えるだけのメンバーが加入している。今シーズンの神戸は、かなりやりそうだ。
 
 もうひとつ気になるチームが、鳥栖だ。
 
 守備が安定した昨年は11位(得点36、失点37)。順位は2015年(得点37、失点54)と同じだが、失点を前年よりも17点減らして得失点差は‐1に抑えた。キヌ・ミヌが移籍し、戦力ダウンかと思いきや、MF原川力、小川佳純、DF小林祐三ら仕事人を補強、さらにベルギーでプレーするFW小野裕二の獲得が決定的だという。豊田陽平、鎌田大地が健在で小野がそこにどう交わっていくのか。玄人集団となった鳥栖のワクワク指数は非常に高い。
 
文:佐藤 俊(スポーツライター)
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