好調チェルシーを襲ったトラブル…指揮官と主砲の衝突騒動の“真相”とは!?

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2017年01月16日

「理解に苦しむ」とメディアからも非難されるD・コスタの態度。

今シーズンはここまでリーグトップの14ゴールを挙げてきたD・コスタ。欠場したレスター戦でサポーターから名前をコールされるなど、いまだ信頼は厚いようだが……。 (C) Getty Images

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 とはいえ、今冬の売却までは予想されていない。理由はひとえに、D・コスタの穴を埋めるのは極めて困難なためだ。一時はバックアッパーとしてフェルナンド・ジョレンテ(スウォンジー)やロメル・ルカク(エバートン)の獲得を検討したチェルシーだが、結局、断念している。
 
 但し、今シーズンの優勝争いが決着を見た後の夏であれば、話は別だ。開幕から好調なD・コスタにはチーム最高レベルの週給20万ポンド(約2800万円)台の報酬を伴う新契約を提示する用意もあったチェルシーだが、今となっては中国からのオファーを盾に年俸アップを迫られる状況を好まないとも考えられる。
 
 メディアは、D・コスタの態度を「理解に苦しむ」と非難している。プレミアリーグ優勝争いをリードするビッグクラブの主軸で、年俸アップまで望める境遇にある28歳が、もう1ランク上の高給という「餌」をちらつかされて、数ランクどころのレベルダウンではないリーグへの移籍に欲を見せたことになるからだ。
 
 マーク・ローレンソンやポール・スコールズのように、「売ってしまえ」と主張する厳しい識者もいるが、メンバーから外してお灸を据えた指揮官は、「週明けに様子を見てから」と語るに止まった。
 
 次節のハル戦に向けて練習が再開する1月17日、指揮官はD・コスタの“怪我の具合”ではなく、“反省の度合い”を確認することになりそうだ。
 
文:山中忍
 
【著者プロフィール】
やまなか・しのぶ/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
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