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【選手権】米子北をプレミア昇格に導いた新人監督は“最後のロッカールーム”で何を語ったか

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2017年01月03日

「次の試合がないという状況で何と言えば良いのか」

米子北を強豪に育て上げた城市前監督を長年コーチとして支えてきた中村監督。選手たちからも慕われる存在だ。写真:浦 正弘

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 試合後のロッカールームでも、様々な想いが込み上げた。「次の試合がないという状況で何と言えば良いのかが分からなかった。この負けを受け止め、卒業してからも頑張れという言葉もどうなんだろうなと思ってしまう。最後のミーティングも何をしゃべったか覚えていない。試合の反省ならいくらでも話せるけど、綺麗な言葉をかけてやることもできない。これが監督1年目のダメさ加減を感じますね。負けた後に良い言葉なんて、掛けられませんね」と、彼らとの最後になったひと時を振り返った。
 
 最後の選手権は涙で終わったものの、今季はプリンスリーグ中国で頂点に立ち、来季からのプレミアリーグ参入を手にするなどチームがひとつになり、結果を残したことも事実だ。
 
 FW伊藤龍生が恩師への感謝を口にする。
「ひとつじゃなかったチームを先生がひとつにしてくれた。チームの調子が良い時は盛り上がって、良い雰囲気を作れるけど、ダメな時はバラバラになってしまうことも多かった。でも、少しずつ選手自身でそれに気づけるようになった」
 
 就任1年目の指揮官から学んだ大事な気付きを胸に、選手たちは次のステージへと旅立っていく。
 
取材・文:森田将義(サッカーライター)
 
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