「チーム全員の想いを背負ったPKだった」

恩師の黒田監督と並んで喜びを噛み締める。「選手権も獲って恩返しがしたい」と殊勝なコメント。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

廣末を中心軸とするディフェンスは鉄壁の一語に尽きる。選手権も間違いなく優勝候補の一角だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
──バーレーン(U-19アジア選手権)でも同じような経験をしましたね。
「勝ち切る力を感じたし、バーレーンで無失点に対する意識がすごく高まった。今日(チャンピオンシップ)にしても、あそこまで無失点で行けたからこそ点が入って、結果に繋がったと思う。そこはすごく学びました」
──チャンピオンシップでは本当に安定したプレーを披露し、PK戦では廣末陸で始まり、廣末陸で終わりました。
「最初からPKの順番で4番目と決まっていて、たまたま自分の番で終わっただけなのですが、チーム全員の想いを背負ったPKだったと思います。絶対に決めないといけないというプレッシャーがありましたが、自信もありました。決まった瞬間はスタンドにわざわざ青森から応援に来てくれた仲間もいたので、走って行きましたね。ずっと相手の応援団より大きな声で応援してくれて頼もしかったし、ピッチもスタンドも全員がひとつになれた。高校に入ってから一番嬉しい瞬間でしたね」
──これで選手権は全国からマークされる存在になります。
「高円宮杯チャンピオンという肩書きを持って臨むことになるんで、良い緊張感を持ちながら、青森山田のパワーを前面に出して戦いたい。またここ(埼玉スタジアムは選手権決勝の舞台)で優勝をしたいと思います」
──高校から青森にやって来て、この3年間ですごく逞しくなったと思います。
「信念を持ってやって来られたのが大きいと思います。FC東京U-18に昇格出来なかったとき、自分の足りない部分は分かっていた(廣末はFC東京U-15深川の出身)。なので、それを解消し、より成長するために青森山田に来ました。受け身ではなく、アグレッシブに自分から仕掛けるGKになりたいと思ってやってきました。僕のような身長(1㍍84㌢)だと、受け身になってしまうとそこでやられてしまう。一歩でも前に出て、自分から仕掛けていくことがすごく大事なので、ずっと意識しています。自分なりにこの3年間積み上げてきて、確実に自分のものになっている自覚があるので、これからも信念をしっかりと持ってやっていきたいです」
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
「勝ち切る力を感じたし、バーレーンで無失点に対する意識がすごく高まった。今日(チャンピオンシップ)にしても、あそこまで無失点で行けたからこそ点が入って、結果に繋がったと思う。そこはすごく学びました」
──チャンピオンシップでは本当に安定したプレーを披露し、PK戦では廣末陸で始まり、廣末陸で終わりました。
「最初からPKの順番で4番目と決まっていて、たまたま自分の番で終わっただけなのですが、チーム全員の想いを背負ったPKだったと思います。絶対に決めないといけないというプレッシャーがありましたが、自信もありました。決まった瞬間はスタンドにわざわざ青森から応援に来てくれた仲間もいたので、走って行きましたね。ずっと相手の応援団より大きな声で応援してくれて頼もしかったし、ピッチもスタンドも全員がひとつになれた。高校に入ってから一番嬉しい瞬間でしたね」
──これで選手権は全国からマークされる存在になります。
「高円宮杯チャンピオンという肩書きを持って臨むことになるんで、良い緊張感を持ちながら、青森山田のパワーを前面に出して戦いたい。またここ(埼玉スタジアムは選手権決勝の舞台)で優勝をしたいと思います」
──高校から青森にやって来て、この3年間ですごく逞しくなったと思います。
「信念を持ってやって来られたのが大きいと思います。FC東京U-18に昇格出来なかったとき、自分の足りない部分は分かっていた(廣末はFC東京U-15深川の出身)。なので、それを解消し、より成長するために青森山田に来ました。受け身ではなく、アグレッシブに自分から仕掛けるGKになりたいと思ってやってきました。僕のような身長(1㍍84㌢)だと、受け身になってしまうとそこでやられてしまう。一歩でも前に出て、自分から仕掛けていくことがすごく大事なので、ずっと意識しています。自分なりにこの3年間積み上げてきて、確実に自分のものになっている自覚があるので、これからも信念をしっかりと持ってやっていきたいです」
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)