地元以外の地区にもっとも多くの人材を輩出しているのは、FC東京の下部組織となるだろうか。青森山田のGK廣末陸（３年）や市立船橋のDF杉岡大暉（３年）らがU-15深川の出身で、桐光学園のMF桑原遥（３年）や市立船橋のDF杉山弾斗（２年）らがU-15むさしの出身。ふたつのU-15チームを合わせた輩出数は16人で、この合算値で比べると、Ｇ大阪と広島の14人を抑えてトップだ。

　１クラブのすべての下部組織を一括した輩出数ランキングは、以下の通り。
 
第95回全国高校サッカー選手権
Ｊクラブ下部組織　輩出選手数ランキング（一括版）
１位：FC東京　　　　　　　　　16人（２人）
２位：ガンバ大阪　　　　　　　14人（８人）
２位：サンフレッチェ広島　　14人（10人）
４位：モンテディオ山形　　　12人（12人）
５位：横浜Ｆ・マリノス　　　　11人（２人）
５位：コンサドーレ札幌　　　11人（９人）
７位：鹿島アントラーズ　　　10人（５人）
８位：カターレ富山　　　　　　９人（９人）
８位：徳島ヴォルティス　　　９人（９人）
10位：ヴィッセル神戸　　　　８人（３人）
10位：ブラウブリッツ秋田　　８人（８人）
12位：名古屋グランパス　　７人（１人）
※（　）内は地元代表校における出身者数。７人以上のチームが対象。
 
　すべてが直轄の下部組織ではないためランク外としたが、東京ヴェルディは全国展開する公認団体のサッカースクール（岩手や小山など）を含めると、輩出総数は14名となる。
 
　最後に、これまでに触れていないＪクラブ出身の今大会の注目株を、何人か紹介しておこう。
 
◆松井 照（旭川実FW／３年／コンサドーレ旭川U-15）
◆住永 翔（青森山田MF／３年／札幌U-15）
◆常盤 悠（尚志DF／３年／湘南小田原Jrユース）
◆加野赳瑠（尚志MF／２年／鹿島つくばJrユース）
◆上田綺世（鹿島学園FW／３年／鹿島Jrユース）
◆高宇洋（市立船橋MF／３年／川崎U-15）
◆西羽 拓（市立船橋MF／３年／鹿島つくばJrユース）
◆西川公基（桐光学園FW／３年／横浜Jrユース）
◆加藤拓己（山梨学院FW／２年／鹿島つくばJrユース）
◆楜澤健太（帝京長岡FW／３年／長野U-15）
◆藤本一輝（藤枝明誠MF／３年／鳥栖U-15）
◆梅津凌岳（京都橘MF／２年／Ｇ大阪Jrユース）
◆面矢行矢（東海大仰星DF／３年／京都U-15）
◆伊藤龍生（米子北FW／３年／神戸U-15）
◆梅木翼（立正大淞南FW／３年／サンフレッチェくにびきJrユース）
◆郡 紘平（徳島市立MF／３年／徳島Jrユース）
◆藤川虎太朗（東福岡MF／３年／鳥栖U-15）
◆高江麗央（東福岡MF／３年／熊本Jrユース）
◆小田逸稀（東福岡DF／３年／鳥栖U-15唐津）