ポジションは埋まっていたが、それを覆せなかったのも事実だ。
グッドマン監督は「2人とも良い選手だと思う。ただ、今は(2人がもっとも得意な)ナンバー10(トップ下)がNIKE ACADEMYで空いていない。だから、すぐに取っても、試合で使ってあげられないだろう。これから選手が抜けた際に呼ばれる可能性があるから、努力を続けてほしい」とコメントした。
また、Bチームのコーチを務めたパトリック・ギガニ氏とダン・ホロウェー氏は、白川を「ボールを持っている時は本当に素晴らしい。ただ、守備の局面ではボールへの寄せが圧倒的に遅い。ヨーロッパではハングリー精神やチームのために戦う意志が見えない選手は評価されにくい」、西尾を「とにかくチームプレーヤーで、ピッチを走り回り、戦術理解力も高い。しかし、ポゼッションで積極性が足りなかった。いまチームに似たようなタイプの選手がいて、今回はそちらを優先した」と評した。
波田野いわく、現在のNIKE ACADEMYには自分を含めてトップ下が主戦場のプレーヤーが4人おり、たしかに人材過多気味。とはいえ、白川と西尾がその4人を明らかに上回っていれば話は違ったはずで、厳しい言い方をすればそのレベルに達していなかったゆえの結果だと言っていいだろう。
目標だったNIKE ACADEMY入寮は叶わなかったが、世界への挑戦権を懸けて戦った3日間を振り返り、2人はこうコメントしている。
「試合ではドリブルでの仕掛けなど、ゴールへの意識が足りなかったかもしれません。自分の特長を出せませんでした。守備に関しては最低限はやりたいですが、今回はコンディションがイマイチで割り切って捨てていた部分がありました。まだサッカーは続けたいので、身の振り方をじっくり考えたいです」(白川)
「結果はもちろん悔しいです。守備はある程度できましたが、攻撃で“怖さ”がなかったと思います。NIKE ACADEMYと実際に戦って、手の届かない存在には思わなかったし、自分の長所と課題も分かりました。プロフットボーラーが夢ですが、先ばかりを見ず、まずは大学で努力を続けたいと思います」(西尾)
波田野が「ピッチ内外でプロレベルの環境が整っている。世界のサッカーを学べる最高のアカデミー」と語るNIKE ACADEMYのレベルと環境を肌で体験した白川と西尾。残念ながら合格という結果は手にできなかったが、2人にとって今後のフットボール人生の大きな糧になるに違いない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
また、Bチームのコーチを務めたパトリック・ギガニ氏とダン・ホロウェー氏は、白川を「ボールを持っている時は本当に素晴らしい。ただ、守備の局面ではボールへの寄せが圧倒的に遅い。ヨーロッパではハングリー精神やチームのために戦う意志が見えない選手は評価されにくい」、西尾を「とにかくチームプレーヤーで、ピッチを走り回り、戦術理解力も高い。しかし、ポゼッションで積極性が足りなかった。いまチームに似たようなタイプの選手がいて、今回はそちらを優先した」と評した。
波田野いわく、現在のNIKE ACADEMYには自分を含めてトップ下が主戦場のプレーヤーが4人おり、たしかに人材過多気味。とはいえ、白川と西尾がその4人を明らかに上回っていれば話は違ったはずで、厳しい言い方をすればそのレベルに達していなかったゆえの結果だと言っていいだろう。
目標だったNIKE ACADEMY入寮は叶わなかったが、世界への挑戦権を懸けて戦った3日間を振り返り、2人はこうコメントしている。
「試合ではドリブルでの仕掛けなど、ゴールへの意識が足りなかったかもしれません。自分の特長を出せませんでした。守備に関しては最低限はやりたいですが、今回はコンディションがイマイチで割り切って捨てていた部分がありました。まだサッカーは続けたいので、身の振り方をじっくり考えたいです」(白川)
「結果はもちろん悔しいです。守備はある程度できましたが、攻撃で“怖さ”がなかったと思います。NIKE ACADEMYと実際に戦って、手の届かない存在には思わなかったし、自分の長所と課題も分かりました。プロフットボーラーが夢ですが、先ばかりを見ず、まずは大学で努力を続けたいと思います」(西尾)
波田野が「ピッチ内外でプロレベルの環境が整っている。世界のサッカーを学べる最高のアカデミー」と語るNIKE ACADEMYのレベルと環境を肌で体験した白川と西尾。残念ながら合格という結果は手にできなかったが、2人にとって今後のフットボール人生の大きな糧になるに違いない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)