【選手権出場校】広島・広島皆実|夏の悔しさをバネに『堅守強攻』をスケールアップ

カテゴリ:高校・ユース・その他

石倉利英

2016年11月21日

2年連続初戦敗退からの巻き返しを期す。

左サイドからのドリブル突破で片岡がチャンスメイク。写真:石倉利英

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2年生の藤原が直接FKを叩き込み先制点を挙げる。写真:石倉利英

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 大事な一戦で際立った守備の堅さはチームの伝統だが、攻撃も、セカンドトップで多くのチャンスに絡む藤井をはじめとする個々の能力の高さに加え、テンポ良くパスをつなぐパスワーク、187センチの長身CB河野秀汰(3年)の高さを生かすセットプレーなど、豊富なバリエーションを誇る。
 
 地元で上位進出が期待されたインターハイは、初戦の2回戦で履正社(大阪)にPK戦負け。ベスト8まで勝ち上がった瀬戸内の後塵を拝したものの、その後のプリンスリーグ中国で調子を上げて選手権予選を迎え、最後は素晴らしい内容でライバル対決を制した。
 
 インターハイの後、仲本監督は「全国で勝つためには、全体的にスケールを上げなければダメだと分かった。少しポジションも変えながら、自分たちの良さが出るようなシステムにして、全国で戦える準備をしてきた」と語る。
 
 その一端を見せて出場権を勝ち取り、夏の悔しさをわずかに晴らしたが、本番はこれから。2年連続の初戦敗退からの巻き返しを期す選手権本大会に向け、主将のDF有働周平(3年)は「1か月半、しっかり準備をして臨みたい」と言葉に力を込めた。
 
取材・文:石倉利英(フリーライター)
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