【選手権出場校】広島・広島皆実|夏の悔しさをバネに『堅守強攻』をスケールアップ

カテゴリ:高校・ユース・その他

石倉利英

2016年11月21日

攻守の切り替えの早さで瀬戸内を圧倒。

1トップの安原が最前線で攻撃をリードする。写真:石倉利英

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広島皆実は4年連続13回目の出場を決めた。写真:石倉利英

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 広島県の選手権予選決勝は、今夏のインターハイに開催県代表として出場した2校、広島皆実と瀬戸内が激突し、広島皆実が初出場を狙った瀬戸内を2-1で下して、4年連続13回目の出場を決めた。
 
 堅い守りと、力強い攻め。「堅守強攻」を掲げる広島皆実が、持ち味を遺憾なく発揮した。守りでは、攻撃から守備への切り替え、出足の鋭い個々のチェイシング、それに周囲が的確に呼応する連動性で、立ち上がりから瀬戸内を圧倒。攻撃でも左サイドのMF片岡永典(3年)のドリブル突破、1トップの安原修平(3年)のポストワークを軸に多くのチャンスを作り出した。
 
 瀬戸内GK佐々木衆(3年)の再三の好セーブもあり、なかなか先制できなかったが、27分にゴール前でFKを得ると、MF藤原悠汰(2年)が鮮やかに直接蹴り込み、均衡を破る。
 
 32分、ゴール近くまで攻め込まれた数少ないピンチで、オウンゴールで失点。1-1でハーフタイムを迎えたものの、仲元洋平監督は「『何も変える必要はない。あと40分、同じことを繰り返して、必ず決着をつけよう』と伝えた」という。

決勝点となるPKを決めた藤井。多くのチャンスに絡む攻撃のキーマンだ。写真:石倉利英

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 この指示通り、後半も立ち上がりから攻守の切り替えの早さで圧倒。前半同様にチャンスで決め切れない時間帯が続いたが、63分に片岡の突破からのセンタリングが相手ハンドを誘い、PKを獲得すると、これをMF藤井敦仁(3年)が決めて勝ち越し。その後は前がかりになった瀬戸内に攻め込まれる場面もありながら、守備の組織はほとんど乱れず、個々の運動量も最後まで落ちずにしっかり勝ち切った。
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