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【蹴球日本を考える】本田、香川の先発落ちとボール支配の劣勢。それでも勝った日本代表の文化が変わりつつある!?

カテゴリ:日本代表

熊崎敬

2016年11月16日

本田、香川が万全な時のような試合をコントロールする力はないが……。

無尽蔵のスタミナで攻守両面にわたり存在感を発揮した原口。激しいアップダウンで左サイドを支えた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 サウジ戦の勝利のもうひとつの意味。それはボールを支配されながらも勝ったということだ(ボール保持率は日本44.7%、サウジ55.3%)。
 
 世代交代の過渡期にある日本代表は、対アジアでも安定してボールを支配して攻め続けるほど強くない。
 
 もっとも、いまの日本代表は結果を出すことで精一杯、そのため支配率と手数で敵を圧倒する「自分たちのサッカー」に縛られていない。
 
 このサウジ戦も後半はパスを回されたが、しっかりと守りを固め、縦に速い攻めで敵陣を脅かした。しっかりとボールを収める大迫と左サイドから切れ込む原口、このふたりが反転速攻を生み出している。
 
 本田、香川が万全な時のような、試合をコントロールする力はない。だがハリルホジッチが率いる若い日本代表は、なりふり構わず勝とうとするしぶとさを身につけつつある。
 チームの文化が、いま変わろうとしているのかもしれない。
 
取材・文:熊崎 敬(スポーツライター)
 
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