本田、香川が万全な時のような試合をコントロールする力はないが……。
サウジ戦の勝利のもうひとつの意味。それはボールを支配されながらも勝ったということだ(ボール保持率は日本44.7%、サウジ55.3%)。
世代交代の過渡期にある日本代表は、対アジアでも安定してボールを支配して攻め続けるほど強くない。
もっとも、いまの日本代表は結果を出すことで精一杯、そのため支配率と手数で敵を圧倒する「自分たちのサッカー」に縛られていない。
このサウジ戦も後半はパスを回されたが、しっかりと守りを固め、縦に速い攻めで敵陣を脅かした。しっかりとボールを収める大迫と左サイドから切れ込む原口、このふたりが反転速攻を生み出している。
本田、香川が万全な時のような、試合をコントロールする力はない。だがハリルホジッチが率いる若い日本代表は、なりふり構わず勝とうとするしぶとさを身につけつつある。
チームの文化が、いま変わろうとしているのかもしれない。
取材・文:熊崎 敬(スポーツライター)
世代交代の過渡期にある日本代表は、対アジアでも安定してボールを支配して攻め続けるほど強くない。
もっとも、いまの日本代表は結果を出すことで精一杯、そのため支配率と手数で敵を圧倒する「自分たちのサッカー」に縛られていない。
このサウジ戦も後半はパスを回されたが、しっかりと守りを固め、縦に速い攻めで敵陣を脅かした。しっかりとボールを収める大迫と左サイドから切れ込む原口、このふたりが反転速攻を生み出している。
本田、香川が万全な時のような、試合をコントロールする力はない。だがハリルホジッチが率いる若い日本代表は、なりふり構わず勝とうとするしぶとさを身につけつつある。
チームの文化が、いま変わろうとしているのかもしれない。
取材・文:熊崎 敬(スポーツライター)