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森﨑浩司が兄・和幸に送った最大の賛辞――「お前には全然追いつけなかった。昔も今も最高の選手は…」|引退セレモニー全文

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年10月29日

「最後に僕の夢を聞いてください。それは広島の街にサッカー専用スタジアムができることです」

 時には厳しく、時には力強く励ましてくれ、いつも僕の背中を押してくれました。またプレーでもカズの姿勢や背中を見て、自分も追いつき追い越そうと競い合ってきたからこそ、ここまで続けることができたと思っています。
 
 でも、振り返ってみると、正直、お前には全然追いつけなかったと思っているよ。俺にとって、昔も今も、最高の選手は変わらず森﨑和幸だと思っているよ。
 
 そのカズとJ1初優勝した時、ふたりでサポーターのみんなが待っているスタンドに上がらせてもらい、一緒に喜べたことは僕にとって最高の思い出です。
 
 今シーズンで引退するか、それとも続けるのか、決断するまでには本当に悩みました。でも、考える中で最終的に思ったのは、広島で生まれ育ち、サンフレッチェ広島でプレーし続けてきたからこそ、最後もサンフレッチェ広島の選手として終わりたいという思いでした。
 
 正直、これだけ手のかかる選手はいなかったと思っています。そんな僕に17年間もプレーさせてくれる機会を与えてくれてありがとうございました。これからもずっと僕の心はサンフレッチェ広島とともにあります。
 
 最後に僕の夢を聞いてください。それは広島の街にサッカー専用スタジアムができることです。そこで広島の子どもたちがプレーする姿をいつか見られたらなと思います。その夢を実現するために、選手ではなくなりますが、少しでも違った形で貢献していければと思っています。本当に17年間。ありがとうございました。
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