【湘南】その一体感は色褪せない――J2降格もブーイングはなく拍手が送られたわけ

カテゴリ:Jリーグ

隈元大吾

2016年10月24日

湘南というクラブが大切にすべきことを寄り添う人たちはみな分かっている。

大宮戦で降格が決まった湘南。しかし、チームはシーズンを通じてアグレッシブに戦い、次代への期待を担う選手も着々と育っている。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 今節を前に空いた中断期間をあらためて思う。指揮官のもと、攻撃を見つめ直した彼らは、アグレッシブにゴールへと向かう自分たちらしさを再確認し、川崎との練習試合では躍動感のあるプレーで複数得点をマークした。
 
 トレーニングの温度はシーズンを通して変わらず高く、一体感も色褪せない。そうした研鑽の日々を経て、選手たちはそれぞれに成長を示し、東京五輪を見据える神谷優太や齊藤未月ら次代の才も育っている。
 
 大宮との熱戦を終え、目を赤く腫らした選手たちにサポーターから拍手が送られた。ブーイングは聞こえない。湘南というクラブが大切にすべきことを、寄り添う人たちは皆分かっている。その光景が針路を指し示すように、挑戦と成長と、彼らの未来はこれからも続いている。
 
取材・文:隈元大吾(フリーライター)
【関連記事】
【湘南】J2降格という現実――大怪我から復帰した菊地俊介がサポーターに立てた誓い
【湘南】「ブーイングされてもいいと思った」。主将・高山薫は試合後の拍手に何を思うか
【J1採点&寸評】大宮×湘南|3失点しては…敗戦で湘南のJ2降格が決まる
【9.17 J1裏天王山】走り切るだけでなく。湘南、牙を剥け――
オシムにあって、ハリルにないもの――それこそが今の代表を覆う不信感の正体だ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ