前回王者・東福岡がいよいよ選手権予選初戦へ! 森重監督に聞く連覇へのポイント

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年10月20日

負けた姿を見て次の結果を残しに行く。そのモチベーションは大きい。

前回大会で東福岡を3度目の選手権優勝に導いた森重監督は、「今年のチームが徐々に変わりつつある」と言う。どんなチームに仕上げてきたのか、気になるところだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

――プレミアリーグでは1年生を含め、かなり新戦力を試されていましたね。
 
 はい、プレミアで後期開幕からメンバーをかなり入れ替えました。1年生もかなり入ったし、そういう意味での3年生への危機感を煽りたいと思っています。3年生がもうひとつ踏ん張る、意地を見せて奮起してほしいと思っています。
 
 やっぱり選手権で勝ち上がるためには、最後は3年生がどれだけチームを引っ張っていけるかが、いいチームになる重要なポイントです。夏以降は、3年生に何かを感じさせる時期だったと言って良いと思います。インターハイで結果が出なかったのは、3年生がチームを引っ張り切れていなかった証拠になったと思います。
 
――3年生の奮起こそ、選手権2連覇への鍵となるわけですね。
 
 今後このメンバーに変化が起こるのか。これまでのレギュラーが一度外されて、また奪還するような状況が出て来たら、面白くなると思います。離脱している主軸の怪我人が戻って来ても、すぐにレギュラーとならないように、出ている選手は頑張ってほしい。
 
 ひと夏を経て、チームは徐々に変わって来ていると思います。ただ先輩たちが残したものによって、ハードルはかなり厳しくなっている。今まで通り普通にやっていたら結果が出るという、安易なものではなくなってきた。
 
 思えば昨年は選手権で負けた時の苦しさをしっかりと体感してからのスタートだった。どこかで負けた姿を見て、次の結果を残しに行く。そのモチベーションは大きい。それが今年の市立船橋だったと思います。だからこそ、今年は夏のインターハイの敗戦をいいきっかけにしてくれればなと思っています。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
【関連記事】
総勢122名が新たにプロに! 2017Jクラブ・新卒入団&昇格内定者を一挙に紹介
【選手権予選】列強がいよいよ登場。市船、流経大柏、東福岡の初戦は?
選手権得点王の座を奪えるか? 高円宮杯各リーグ戦で得点量産中の高校生ストライカー7選
【選手権予選】7年ぶりの檜舞台まであと2勝。名門・帝京、復権への道
ハリルの「190cm以上ないと良いGKとは言えない」は正論か? 欧州4大リーグで検証!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ