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【韓国メディアの視点】苦戦の要因を「紳士的すぎる」「リーダー不在」と的確に指摘。「韓国審判のおかげ!?」との皮肉の声も

カテゴリ:日本代表

慎武宏

2016年10月07日

「“試合は支配するがゴールを決められず苦戦する”昔の姿に戻ってしまった」(ソン・ジフン記者)

ソン・ジフン記者は、「本田と香川の調子がそのまま日本の苦戦につながっているのではないか」と見ている。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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『FOOTBALLIST』は「イラクを捕らえても不安な日本。4チームが2勝」との特集記事も掲載しており、「敵地でのオーストラリア戦とホームでのサウジ戦、B組最高の2チームとの2試合で勝利してこそ自力で順位をひっくり返せる」としている。リュ・チョン記者は言う。
 
「オーストラリア戦が特に重要だろう。アジアでもっともパワーと高さがある良いチームだ。最低でも勝点1を確保しなければ、日本は今後、もっと苦しくなるのではないか。ただ、韓国も日本と同じ状況。守備が脆いという点でも、韓国と日本は、同病相憐れむ状態にある。日本はもがきながらも正面突破しようとしているが、韓国は現状に目を背け、課題に手を付けず世論を良くしようとすることばかりに気を使っている。正直、日本のほうがまだマシかもしれない」
 
 大手一般紙『中央日報』スポーツ部のサッカー班チーム長のソン・ジフン記者も語る。
 
「韓国と日本が今回のワールドカップ予選ですっきりしない試合が続くのは、危機的状況からチームを安定させるリーダーがいないことにも原因がある。韓国はキ・ソンヨンが不調で苦戦したし、日本もイラクに同点に追いつかれたあと、チームの雰囲気を立て直すリーダーが見られなかった」
 
 また、ソン・ジフン記者は本田と香川の調子がそのまま日本の苦戦につながっているのではないかと感じるという。
 
「香川の創造的なパスやドリブルで攻撃の流れを作り、本田が自信あふれるシュートでゴールを決める。この調和がなされたとき、日本はアジアはおろか世界にも通じる競争力を持ったチームになるが、最近の日本は“試合は支配するがゴールを決められず苦戦する”昔の姿に戻ってしまった。ふたりの復調が待たれるのではないか」
 
 ただ、猶予は決して長くはない、という。
 
「次のオーストラリア戦は日本のワールドカップ出場の可能性を冷静にチェックできる機会でしょう。オーストラリアはサウジに勝てなかったが、どの国も苦しむ中東遠征で2得点する競争力の高さを示した」
 
 とし、さらに続けた。
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