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【藤田俊哉の目】いつまでも本田、香川に頼ってはダメ。切り札に好調ハーフナーを試しては?

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年09月07日

攻撃の切り札としてハーフナーの抜擢を考えてもいいはず。

現在オランダ1部で4試合・3得点と好調のハーフナー。その高さと得点力の高さは、攻撃の切り札として生かすべきだと藤田氏は主張する。(C) Getty Images

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 ライバル国に目を向けると、日本と同グループでは、オーストラリア、サウジアラビアが2連勝しているけれど、彼らにしても決して順調に勝点3を手にしているわけではない。オーストラリアはケイヒルがスーパーサブとして活躍していなければ2連勝はしていないだろうし、サウジアラビアにしても2試合連続で終盤にPKを奪って接戦をモノにしている。セットプレーの得点力を高めるうえでも、オーストラリアにおけるケイヒルのような、試合の流れを変えてくれる“攻撃の切り札”は絶対に必要だ。
 
 今の日本で言うと、浅野、原口、宇佐美、武藤、小林、原口がその候補になるのだろうけれど、個人的には、ハーフナーもそのひとりとして推したい。スピードとテクニックを重視したハリルホジッチ監督のこれまでの起用傾向を考えると、“運動量の少ない”タイプのハーフナーは指揮官の方向性に当てはまらないのかもしれないが、他のFWとはスタイルが異なるハーフナーの存在は、ひとつのオプションになりえる。
 
 実際、昨季はオランダのエールディビジで16ゴールをマークし、今季も好調で、かつて浦和レッズを指揮していたペトロビッチ監督のもと、デン・ハーグの不動のストライカーとして活躍している。4試合を終えて3ゴールと、順調にゴールを奪っている。ヘディングだけでなく、エリア内でのシュートテクニックは目を見張るものがある。
 
 スタイルの違いこそあれ、ゴールを決めている選手が呼ばれるのは代表チームであるべきだ。なにより“結果”が求められる最終予選だからこそ、“結果”を出しているハーフナーを呼んでもいいと思っているのは、僕だけではないはずだよ。
 
 アジア最終予選はまだ2試合が終わったにすぎないが、とにかくこれからも日本には、したたかに勝点3を奪うための戦いを見せてほしいね。
 
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