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【U-18プレミア】首位・市立船橋が後半戦を白星発進。追われる立場の難しさを乗り越えられるか

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年09月01日

「受け身にならずに自分たちの良さを出していく」

1年生の郡司は今夏のインターハイで、公式戦初スタメンとなった初戦でハットトリックを達成するなど大活躍を見せた。写真:安藤隆人

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 0-0で迎えた後半、今度はプライドと自信が顔を出し、ペースを握ることとなった。
 
 64分に高がMF太田貴也に縦パスを入れると、太田の落としたボールはDFに引っかかったものの、こぼれ球を杉岡が拾って、すかさず途中出場のFW村上弘有に縦パスを入れる。この動きに反応していた高が、村上を追い越す形で走り込むと、村上が落としたボールを受けそのままシュートを決めて、ゴールをこじ開けた。
 
 中央突破での先制弾はチームに勢いをもたらした。78分には高の鮮やかなループパスに、インターハイで大ブレイクを見せた1年生MFの郡司篤也が抜け出し、冷静なフィニッシュで2-0。後半終了間際に1点を返されるが、精神的にも難しい後期開幕戦を2-1の白星で飾った。
 
「ここからだと思います。この1勝ですべてが良くなるわけではありません。まだまだ、今後も受け身にならずに自分たちの良さを出して、勝ちを重ねたい」(高)
 
 好発進を切ってもなお、驕ることはない。過剰な危機感と不安は時としてマイナスに働くが、ユース世代のなかでも多くの経験を積んでいる彼らは『市船プライド』のもと、さらなる成長曲線を描き、進化しようとしている。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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