「受け身にならずに自分たちの良さを出していく」
0-0で迎えた後半、今度はプライドと自信が顔を出し、ペースを握ることとなった。
64分に高がMF太田貴也に縦パスを入れると、太田の落としたボールはDFに引っかかったものの、こぼれ球を杉岡が拾って、すかさず途中出場のFW村上弘有に縦パスを入れる。この動きに反応していた高が、村上を追い越す形で走り込むと、村上が落としたボールを受けそのままシュートを決めて、ゴールをこじ開けた。
中央突破での先制弾はチームに勢いをもたらした。78分には高の鮮やかなループパスに、インターハイで大ブレイクを見せた1年生MFの郡司篤也が抜け出し、冷静なフィニッシュで2-0。後半終了間際に1点を返されるが、精神的にも難しい後期開幕戦を2-1の白星で飾った。
「ここからだと思います。この1勝ですべてが良くなるわけではありません。まだまだ、今後も受け身にならずに自分たちの良さを出して、勝ちを重ねたい」(高)
好発進を切ってもなお、驕ることはない。過剰な危機感と不安は時としてマイナスに働くが、ユース世代のなかでも多くの経験を積んでいる彼らは『市船プライド』のもと、さらなる成長曲線を描き、進化しようとしている。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
64分に高がMF太田貴也に縦パスを入れると、太田の落としたボールはDFに引っかかったものの、こぼれ球を杉岡が拾って、すかさず途中出場のFW村上弘有に縦パスを入れる。この動きに反応していた高が、村上を追い越す形で走り込むと、村上が落としたボールを受けそのままシュートを決めて、ゴールをこじ開けた。
中央突破での先制弾はチームに勢いをもたらした。78分には高の鮮やかなループパスに、インターハイで大ブレイクを見せた1年生MFの郡司篤也が抜け出し、冷静なフィニッシュで2-0。後半終了間際に1点を返されるが、精神的にも難しい後期開幕戦を2-1の白星で飾った。
「ここからだと思います。この1勝ですべてが良くなるわけではありません。まだまだ、今後も受け身にならずに自分たちの良さを出して、勝ちを重ねたい」(高)
好発進を切ってもなお、驕ることはない。過剰な危機感と不安は時としてマイナスに働くが、ユース世代のなかでも多くの経験を積んでいる彼らは『市船プライド』のもと、さらなる成長曲線を描き、進化しようとしている。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)