・23歳/FW/スペイン代表
・バレンシア→バルセロナ(完全移籍)
・移籍金:3000万ユーロ(約36億円)+200万ユーロ(約2億4000万円)
2014-15シーズンから2年続けて二桁得点を記録し、スペイン国内では有数の点取り屋に。今夏の補強ポイントに「MSNのバックアッパー」を掲げながら、複数のターゲットに振られていたバルセロナが、土壇場でボーナス3200万ユーロの巨費を積んで強奪した。ルイス・スアレスの控えとして大きな期待を背負う。驚くべきは契約解除金で、1億ユーロ(約120億円)という破格の設定となっている。

■ライアン・メイソン
・25歳/MF/イングランド代表
・トッテナム→ハル(完全移籍)
・移籍金:940万ユーロ(約11億2800万円)
豊富な運動量を持つダイナモ。さらに長短に関係なく的確なパスで中盤に落ち着きをもたらすパサーとしての一面も有する。対人守備を苦手にしており、ハイプレスを身上とするマウリシオ・ポチェッティーノ政権下では出番が限られ、さらに今夏にトッテナムがヴィクトル・ワニャマ(←サウサンプトン)を獲得したことで余剰戦力扱いに。この移籍を機に再び輝けるかに注目だ。

■トマシュ・ロシツキ
・35歳/MF/チェコ代表
・アーセナル→スパルタ・プラハ(フリートランスファー)
怪我に悩まされ、フル稼働できなくなったこともあり、昨シーズン限りで2006年から10シーズンを過ごしたアーセナルを退団。そして、高水準のボールスキルとビジョンに衰えは見られない“リトル・モーツァルト”が新たな活躍の場に選んだのは、プロデビューを飾ったスパルタ・プラハだった。ロシツキは、「このクラブに帰ってきたのは、ただプレーするためではない。勝つために戻ってきたんだ」と意気込んでいる。