「日本代表を見る目が多少変わってきた」オランダ大一番でも冴えに冴えた板倉滉が実感する“ニッポンへのリアル評”。「舐めた感じとか、ないですね」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年12月16日
「今回はオランダにいてオランダが相手だから、『おおっ!』と思いました」
――アヤックス加入以来、ベストパフォーマンスだったのでは?
「悪くはなかったと思いますが、ビルドアップなど、難しさをまだ感じてます。それでも今日のメンバーはボールを受けたがるタイプで、すごくいい位置に立ってくれた。今日は“左のCB”だったので、いつもと景色が違いましたが、勝っていることでチームメイトの自信を感じ、ボールが預けやすくなりました。少しずつ慣れてきて、やりやすさを感じてます」
フェイエノールト戦のアヤックスはアカデミー出身者/リザーブチーム経験者が5人先発。試合中、どんどん若手を投入したことから終了時のピッチにはその数7人、合わせて10人が“生粋のアヤクシート”だった。カラバフ戦の劇的な逆転勝利も、先発・途中出場したティーンエイジャーたちが躍動したから。
「カラバフ戦の勝利はやっぱり大きかったです。CLで今まで勝ってなかったなか、あれだけアカデミー上がりの若手の選手がスタメンで出たり、途中から出たりしてカラバフにもフェイエノールトにも勝ったのはアヤックスとしても大きなこと。あそこ(苦しい状況)で若手が入ったことで、さらに勢いが出るのは凄い。
シンプルに技術のある選手が多いですよね。よくアンダー23(そのほとんどがティーンエイジャー)の選手がトップチームの練習に参加しますが、そのときから『トップチームに上がって活躍できそうな選手が多い』と感じてます。今日もフェイエノールト相手に堂々と彼らはやれてしまう。若手には気持ちよくやってほしい。僕はそれをプレーで支えられるような存在になっていきたいです」
ワールドカップの組分け抽選で、日本とオランダがグループFに入り、しかも6月14日に初戦を戦うことになった。オランダリーグには8人の日本人選手がいるうえ、冨安健洋のアヤックス加入が内定していることもあり、報道が盛り上がっている。
「面白いですね。(前回のワールドカップ抽選時はシャルケ、開催時はボルシアMGでプレーしたため)僕はドイツにいるとき、ドイツ(と同組、しかも初戦)だったんですよ。今回はオランダにいてオランダが相手だから、『おおっ!』と思いました。
でも正直、どことやってもワールドカップって難しいから。FIFAランク上位のチームだろうが、自分たちより下のチームだろうが、本当に難しい大会。初戦がオランダということで、その試合が非常に大事になってくる。そこでオランダを倒せれば勢いに乗れる。短期間の大会はそういうのが大事になってくる。オランダのことを変に意識することはないですけれど、またハードなグループを勝ち上がっていかないといけない」
「悪くはなかったと思いますが、ビルドアップなど、難しさをまだ感じてます。それでも今日のメンバーはボールを受けたがるタイプで、すごくいい位置に立ってくれた。今日は“左のCB”だったので、いつもと景色が違いましたが、勝っていることでチームメイトの自信を感じ、ボールが預けやすくなりました。少しずつ慣れてきて、やりやすさを感じてます」
フェイエノールト戦のアヤックスはアカデミー出身者/リザーブチーム経験者が5人先発。試合中、どんどん若手を投入したことから終了時のピッチにはその数7人、合わせて10人が“生粋のアヤクシート”だった。カラバフ戦の劇的な逆転勝利も、先発・途中出場したティーンエイジャーたちが躍動したから。
「カラバフ戦の勝利はやっぱり大きかったです。CLで今まで勝ってなかったなか、あれだけアカデミー上がりの若手の選手がスタメンで出たり、途中から出たりしてカラバフにもフェイエノールトにも勝ったのはアヤックスとしても大きなこと。あそこ(苦しい状況)で若手が入ったことで、さらに勢いが出るのは凄い。
シンプルに技術のある選手が多いですよね。よくアンダー23(そのほとんどがティーンエイジャー)の選手がトップチームの練習に参加しますが、そのときから『トップチームに上がって活躍できそうな選手が多い』と感じてます。今日もフェイエノールト相手に堂々と彼らはやれてしまう。若手には気持ちよくやってほしい。僕はそれをプレーで支えられるような存在になっていきたいです」
ワールドカップの組分け抽選で、日本とオランダがグループFに入り、しかも6月14日に初戦を戦うことになった。オランダリーグには8人の日本人選手がいるうえ、冨安健洋のアヤックス加入が内定していることもあり、報道が盛り上がっている。
「面白いですね。(前回のワールドカップ抽選時はシャルケ、開催時はボルシアMGでプレーしたため)僕はドイツにいるとき、ドイツ(と同組、しかも初戦)だったんですよ。今回はオランダにいてオランダが相手だから、『おおっ!』と思いました。
でも正直、どことやってもワールドカップって難しいから。FIFAランク上位のチームだろうが、自分たちより下のチームだろうが、本当に難しい大会。初戦がオランダということで、その試合が非常に大事になってくる。そこでオランダを倒せれば勢いに乗れる。短期間の大会はそういうのが大事になってくる。オランダのことを変に意識することはないですけれど、またハードなグループを勝ち上がっていかないといけない」
――アヤックスの選手、スタッフから、「日本とオランダ、一緒の組だね」みたいな反応は?
「『一緒じゃん』とは言われましたが、前回のワールドカップやここ最近の日本代表を見て、日本代表を見る目が多少変わってきたと思うんです。
前回、ドイツが同じグループだった。ちょっと、『日本なら行けるでしょう』という雰囲気を(ドイツ人が)持っていたと思う。今、チームメイトからそんなことを感じない。日本を舐めた感じとか、ないですね。それは今まで代表でやってきたことが大きい。でも、そんなのは関係ないですからね。どっちにしても難しい試合になる。簡単ではないけれど、そういう違いが多少あったと、抽選の次の日に感じました」
名門、かついい試合をして勝つことが求められるクラブ。過去にも多くの選手たちが、その重みに苦しみながら、花を咲かせた。チェコから来たグリゲラは「相手ストライカーを完封したのに、『サッカーが下手だ』と批判された。僕はDFなんだ」と独特のサッカー観に当初は戸惑いながらも、さらに完成されたDFに成長した。
板倉滉のアヤックスでの成長物語はまだ序章だ。
取材・文●中田 徹
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「『一緒じゃん』とは言われましたが、前回のワールドカップやここ最近の日本代表を見て、日本代表を見る目が多少変わってきたと思うんです。
前回、ドイツが同じグループだった。ちょっと、『日本なら行けるでしょう』という雰囲気を(ドイツ人が)持っていたと思う。今、チームメイトからそんなことを感じない。日本を舐めた感じとか、ないですね。それは今まで代表でやってきたことが大きい。でも、そんなのは関係ないですからね。どっちにしても難しい試合になる。簡単ではないけれど、そういう違いが多少あったと、抽選の次の日に感じました」
名門、かついい試合をして勝つことが求められるクラブ。過去にも多くの選手たちが、その重みに苦しみながら、花を咲かせた。チェコから来たグリゲラは「相手ストライカーを完封したのに、『サッカーが下手だ』と批判された。僕はDFなんだ」と独特のサッカー観に当初は戸惑いながらも、さらに完成されたDFに成長した。
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