「その人の前で見せつけたいと…」“得点ランク1位”上田綺世との直接対決で圧巻2ゴール!20歳の日本人FWが語るW杯への思い。同世代アタッカーの日本代表招集には「正直、めちゃくちゃ悔しかった」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年11月24日
「慶応を辞めて、マリノスの内定を蹴って、ここに来たのに…」
リーグ中断時、日本代表はガーナ代表に2-0、ボリビア代表に3-0で連勝した。その11月シリーズに、塩貝と同じ20歳で1学年下のFW後藤啓介(シント=トロインデン)が招集され、デビューを飾った。
「後藤がA代表に行って正直、めちゃくちゃ悔しかった。僕もああやって日本でプレーしたかった。一方でU-22日本代表(ロンドン遠征:対U-20イングランド、対ボーンマス)も話が無く選ばれなかった。だから『ここが踏ん張りどころだな』と思ってました。どうしてもワールドカップに行きたいので、ここから継続的に乗っていきたい」
オランダリーグ史上、初めて5人もの日本人選手が出場したこの一戦。一番美味しいところを持っていったのは、途中出場の塩貝だった。
「本当に、そのことしか頭になかった」
――俺が、と
「そうですね。本音を言うと、試合前から結構、緊張していたんです」
――緊張するタイプ?
「いや、こっちに来てから緊張したことがなかった。でも、この試合は久しぶりに緊張した試合だった」
――意識したから?
「意識もしたと思います。そして、『ここで決められたなかったらワールドカップはない』という気持ちもありました。U-22日本代表に外れたというのもあって、自分にとってラストチャンスだという思いでフェイエノールト戦に挑みました。今日の試合中もなんかヒヤヒヤしてたんです。だけど積み上げて来たものはあるし自信はあった。積み上げてきたものはあるし。『(投入が)ちょっと遅いな』と感じましたが、試合の状況から最後に上げたかったのかもしれません。その期待に応えたかった」
「後藤がA代表に行って正直、めちゃくちゃ悔しかった。僕もああやって日本でプレーしたかった。一方でU-22日本代表(ロンドン遠征:対U-20イングランド、対ボーンマス)も話が無く選ばれなかった。だから『ここが踏ん張りどころだな』と思ってました。どうしてもワールドカップに行きたいので、ここから継続的に乗っていきたい」
オランダリーグ史上、初めて5人もの日本人選手が出場したこの一戦。一番美味しいところを持っていったのは、途中出場の塩貝だった。
「本当に、そのことしか頭になかった」
――俺が、と
「そうですね。本音を言うと、試合前から結構、緊張していたんです」
――緊張するタイプ?
「いや、こっちに来てから緊張したことがなかった。でも、この試合は久しぶりに緊張した試合だった」
――意識したから?
「意識もしたと思います。そして、『ここで決められたなかったらワールドカップはない』という気持ちもありました。U-22日本代表に外れたというのもあって、自分にとってラストチャンスだという思いでフェイエノールト戦に挑みました。今日の試合中もなんかヒヤヒヤしてたんです。だけど積み上げて来たものはあるし自信はあった。積み上げてきたものはあるし。『(投入が)ちょっと遅いな』と感じましたが、試合の状況から最後に上げたかったのかもしれません。その期待に応えたかった」
後半、足の止まったフェイエノールトに対し、スケールの大きな塩貝のアクションは効果てきめんだった。チームメイトは試合後、「健人のような爆発力、スピードを持ったFWを、自分は見たことがない」(MFシェリー)、「健人くんの能力は練習から見てきているので、今日のゴールは、自分は驚かないです」(佐野)と述懐した。
今から1か月前の塩貝は浮かない表情をしていた。舞台はKNVBカップ1回戦。アマチュアチームのラインブルフセ・ボーイズ戦で、4試合ぶりの出場機会を得たが不発に終わった。
――あの試合後、「メンタルがキツイです」と言ってました。
「あそこで完全に落ちちゃった。あの試合が自分にとってラストチャンスだと思っていた。リーグ戦で4試合出てなかったし、控えストライカー(エル・カチャティ)も活躍していた時期だった。『慶応(大学)を辞めて、横浜F・マリノスの内定を蹴って、ここに来たのに、アマチュア相手に点を取れなかったら、オランダにいる意味もない』と思ってました。しかし、あの試合で彼(エル・カチャティ)が負傷したことで、自分のチャンスがまた回ってきた。やはりチーム内での序列を変えるのはけが人が出たときとか、調子の悪い選手が出たときとか。色々と重なったことで今日は2得点できました。パーフェクトではないですが、上出来だったと思います」
今から1か月前の塩貝は浮かない表情をしていた。舞台はKNVBカップ1回戦。アマチュアチームのラインブルフセ・ボーイズ戦で、4試合ぶりの出場機会を得たが不発に終わった。
――あの試合後、「メンタルがキツイです」と言ってました。
「あそこで完全に落ちちゃった。あの試合が自分にとってラストチャンスだと思っていた。リーグ戦で4試合出てなかったし、控えストライカー(エル・カチャティ)も活躍していた時期だった。『慶応(大学)を辞めて、横浜F・マリノスの内定を蹴って、ここに来たのに、アマチュア相手に点を取れなかったら、オランダにいる意味もない』と思ってました。しかし、あの試合で彼(エル・カチャティ)が負傷したことで、自分のチャンスがまた回ってきた。やはりチーム内での序列を変えるのはけが人が出たときとか、調子の悪い選手が出たときとか。色々と重なったことで今日は2得点できました。パーフェクトではないですが、上出来だったと思います」



















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