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鈴木彩艶が怪我で不在。ガーナ戦でGKの先発は? 序列では早川友基が一歩リードか。小久保玲央ブライアンの豊富な国際経験にも期待【日本代表】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年11月12日

残された1枠を巡る争いは熾烈

パリ五輪出場など小久保は海外経験が豊富。クラブでチームメイトの谷口の存在も大きい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 小久保のもう1つの強みは、最終ラインの統率役である谷口彰悟(シント=トロイデン)と日常的に共闘している点。初代表でも目の前に谷口が陣取っていれば、守備をオーガナイズしやすい。

 それ以外の面々との意思疎通もスムーズになるはず。もちろんA代表未経験ということで、未知数な部分は否めないが、テストするに値する人材であるのは確かだ。

 個性やバックグラウンドの違う早川と小久保をどう使い分けるべきか。そこは森保一監督も悩ましい部分だろう。ガーナという強豪を相手に早川を送り出して世界基準のプレーができるかをチェックするのも有意義なことだし、小久保の豊富な国際経験に命運を託すのもまた一案だ。

 今後のトレーニングとコンディション、周囲との連係面などを見極めたうえで、最終判断を下すことになるはずだ。
 
 いずれにしても、今回の2連戦はここまで出番の少なかったGK陣の実力を再確認する貴重な機会になる。鈴木の怪我が順調に回復するという前提で、2026年W杯本番は彼と大迫が当確。残された1枠を巡る争いは熾烈なのだ。

 早川、小久保、野澤。あるいは、今回は選外だが、最終予選に呼ばれていた谷晃生(町田)という選択肢もある。ピッチに立った選手は、自身の存在価値を前面に押し出し、最後の砦としてゴールを守り切るしかない。2025年ラストの代表活動で、“阿修羅”の新ユニホームを身にまとうGKの一挙手一投足から目が離せない。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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