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欧州王者撃破でGS首位突破。3バック→4バック→5バック、臨機応変な対応で示した廣山ジャパンの進化【現地発】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2025年11月11日

「10人で戦えたことでプラスになった」

10人で猛攻を耐えたU-17日本代表。ポルトガル戦を乗り越えた価値は大きい。写真:佐藤博之

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 緊急事態を乗り切るべく、ベンチが再び動く。5バックで戦う決断を下したのだ。88分に浅田を下げてDF竹野楓太(神村学園/2年)を投入。右ウイングバックに竹野を置き、メンディーを再び左CBに置き、藤井を左ウイングバックに配する5−3−1に舵を切った。

「4−4−1で守れないわけではないけど、より選手がはっきりプレーできるように5枚にした。個人の特徴を活かす配置にし、それが結果的にうまくいったと思う」(廣山監督)

 指揮官の狙いについて選手たちも守り方が整理されたとし、やるべきことが明確になったと振り返る。

「(4−4−1にしてから)廣山さんからは繋ぐ指示が出ていたけど、自分たちはかなりきつかった。相手のCBにボールを持たれ、特に4番が保持した時が嫌。自分たちもキツくなって最終ラインが下がった。スライドも間に合わなくなり、失点もしてしまって。4バックではきついと思ったなかで5バックになったので、そこは本当に良かったなと思う」(メンディー)
 
 5分のアディショナルタイムも含め、再構築した守備で凌ぎ切った日本。2−1で逃げ切りを果たし、見事に首位でグループステージ突破を決めた。

 真剣勝負の場でこれほどまでにタフなゲームを味わえたのは、選手にとって大きな財産になる。何より、試合中に戦い方を変え、最適解を模索しながらやり切れたのは大きい。

「今回10人で戦えたことでプラスになった。グループステージを乗り越えたので、ノックアウトステージを戦ううえで相当自信になったと思う。どんな状況でも冷静に戦うことができる」と、和田も胸を張った。

 思い返せば、チーム立ち上げ当初から守備が課題。不用意な失点が目立つなかで、4月のU-17アジアカップの第2戦(ベトナム/1−1)でも土壇場に失点するなど、盤石とは言えない守りだった。

 それでも経験を積み、個人でも組織でも大きく成長。ノックアウトステージでは強豪国との戦いが続くなかで、手にした自信は次につながる。ラウンド32の対戦相手はまだ決まっていないが、ポルトガル戦を乗り越えた価値は何事にも変え難いものだった。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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